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2006年2月28日

●半分の月がのぼる空 第6話 (最終話)「僕らの両手は」

写真は思いで
あっという間に過ぎていった6話。
ホントはもっと里香ちゃんや裕一くんを見ていたかったのですが、泣いても笑ってもこれが最後。
しっかりと二人のドラマを見守りましょう。

夏目先生、相変わらず人が悪い。
手術が成功したのにもかかわらず、
「最悪の結末」
この言葉を理解するには裕一くんの手元にはあまりにも情報がない、そして何より里香ちゃんに会えないのが辛い。
里香ちゃんの気持ちを知った以上、早く答えてあげたい。自分も同じ気持ちだって事を(まぁ、 里香ちゃんは裕一くんが自分を想ってくれている事を強く信じているようですね)

裕一くんがいつものように屋上に上がると、美味しそうにたばこを吸っている夏目先生がいました。
裕一くんの将来の希望をそれとなく聞く夏目先生。
自分と同じ道を歩み始めている裕一くんを夏目先生なりに心配しているようです。まぁ、 性格が性格なんでひねた伝え方になるのが夏目先生らしいと言えばらしいのですが(苦笑)
主治医としての「守秘義務」を盾に里香ちゃんの病状を話さない夏目先生。
やっぱこの先生、個人的にヤですね(まぁ、里香ちゃんの命の恩人ではあるけれど・・・)
裕一くんは改めて聞きます。
「『最悪』ってなんですか?」
「お前がここにいた事だよ」
やっぱり夏目先生、素直な言い方はしませんね。
つまり、里香ちゃんと裕一くんが出会った事を言ってるんですね。でも、それが結果的に「最悪」になるのか、 そうでなくなるのかは当人達の問題なんですよね。
夏目先生は里香ちゃんの病状については親族でない限り伝えられないと言いました。これは事実でしょう。守秘義務もありますから。
でも、里香ちゃんと裕一くんとの間の事は二人の問題であり夏目先生がとやかく言う筋合いはないんですよね。

亜希子さん、情は厚いが手元が恐い ナースステーションにて亜希子さんは夏目先生に詰め寄ります(って言うか胸ぐらつかんでます(爆))
里香ちゃんの病状を裕一くんに伝えて欲しいと。
しかし、やんわりと嫌みな感じで拒否する夏目先生。
それに里香ちゃんのお母さんからも裕一くんに会わせないで欲しいとの申し入れが裕一くんを更に里香ちゃんから遠ざけます。
その事は改めて主治医として夏目先生から裕一くんに伝えられます。
あまりの事にすがるような気持ちで亜希子さんを見る裕一くんですが、家族からの要望では亜希子さんもなすすべはありません。

あの子は・・・ みゆきちゃんが裕一くんを見舞っていました。
どうやら休学中の穴を埋めるためのレポートを持ってきてくれたようです。
里香ちゃんの事ばかり考えがいってしまい、裕一くんレポートがなかなか進みません。
みゆきちゃんから里香ちゃんを見舞っていない事を言われます。
「裕ちゃん、なんのために学校まで行って大騒ぎしたの!」
「うるさい!」
今の裕一くんには里香ちゃんと逢えない理由も語る余裕もありませんでした。
気が付けば裕一くんは窓から見える東病棟の里香ちゃんの部屋ばかり見ています。
その裕一くんの気持ちが痛いほどわかる亜希子さん。
それぞれの思いが空回りしながら時間だけが過ぎていきます。

夏目先生の最愛の人 夜、当直でもないのに夏目先生がナースステーションにいました。
亜希子さんに「友人の事」として自分の過去を語ります。
一流の医大に行った事。素敵な彼女がいた事。その子と学生結婚した事。
そして里香ちゃんと同じ病気を持っていた事を。
『拡張型突発性心筋症』
5年の生存率は50%。しかも長生きは出来ない。
自分の残り全ての人生と、彼女の短い人生とを秤にかけなければならない。
まさに「最悪」でした。
たまたまその話を聞いてしまった裕一くん。
でも、この事が逆に裕一くんの心に火を付けるのです。
「命をかけて君のものになる」
そう伝えてくれた里香ちゃんにやはり逢い、自分の気持ちを伝えなければならない。
なんとしてでも。

君もいずれこの気持ちがわかる時が来るよ この時の裕一くんは里香ちゃんを想う気持ちがそうさせたのでしょうがあまりにも無謀でした。
屋上からロープでぶら下がり、振り子の要領で東病棟のベランダにしがみつき、ベランダを伝って窓から里香ちゃんに逢う作戦です。
若気の至りとはいえ、失敗したら転落死するまさに命がけの作戦でした。
あまりの無謀な作戦にみゆきちゃんも一旦は反対しますが、その熱意に裕一くんを見守る事になります。
途中で宙づりになるなど危険と隣り合わせの展開でしたが、ゼブラマスク司くん(+お兄さん)の協力で何とか里香ちゃんに会う事が出来ました。

裕一くんが来る事を信じていた安らかな表情 最初はお母さんから拒否されますが、里香ちゃんが裕一くんを部屋に招きます。
「裕一のばか」
弱々しい声ですが、紛れもなく里香ちゃんの声でした。
「里香、ずっと一緒にいよう」
「うん」
こうして二人は誓いを立てたのでした。
裕一くんにとっては短い、里香ちゃんにとっては永遠の誓いでした。

この後のエピローグ的な夏目先生と亜希子さんとのやり取りがよかったですね。
里香ちゃんと同じ病気で奥さんを失った夏目先生と同じ人生を裕一くんを歩み始めた。全てを捧げても何も残らなかった。
でも、亜希子さんは一笑しながら答えます。
「それがどうしたって言うの」
そして続けて亜希子さんが言います。
嬉しそうな亜希子さん 「里香は今が一番幸せだよ」
夏目先生は経験者として反論します。
「残された方はどうするんだよ」
亜希子さんまたも事も無げに言います。
「耐えるんだよ」

亜希子さんの最後のセリフ。
「ホント男って馬鹿だよ。自分で気づかないうちに全てを手に入れてるのにさ」
僕は男の身ですから、亜希子さんの本当の気持ちはわかりません。
でも、この言葉を僕なりに見ればこんな答えが出ます。

例え短くても好きな人と共に歩む人生はその女性にとって「全て」である。
男はその女性の「全て」を手に入れている。
それは本当に大切なもので、残りの人生を耐えるだけの価値があるものである。

最後のシーンは二人の思い出の場所である「砲台山」でした。
こうしてみるといつもと同じ感じの二人でした。
でも、違う事がありました。
今は二人ともお互いを生涯のパートナーとして生きていく事を決めたのです。
その誓いを確認するかのように自然と二人は唇をあわせていました。

誓いのキス 永遠のキス

「そう、僕たちは、こうやって生きていくんだ」

2006年2月19日

●半分の月がのぼる空 第5話「とめられた1分」

突然倒れた里香ちゃん
突然倒れた里香ちゃん。
残り少なくなった砂時計の様に事態は急変します。
自分も患者であり、何も出来ない裕一くんはただ立ちつくすばかり。
やがて里香ちゃんは発作の症状も治まり、小康状態になりました。
里香ちゃんを心配する裕一くんに夏目先生は、
「何でお前がここにいる?嫌みか?」
って先生、自分の言動わかってます?
好きな人を心配して自分の身をかえりみず、その治療が終わるまで治療室の外で待つ気持ち。これは誰が見たって理解出来る感情です。
でも、夏目先生はあまりにも自己中心的。あまりにも相手を見ていない。あまりにも相手の心を考えない。
自分と自分の過去に囚われている明らかにおかしい感情。
どう思いを巡らしても夏目先生は馴染めませんね。

 亜希子さんの計らいで本来「面会謝絶」 である里香ちゃんと"1分間"の面会を許されます(非公式ですが)
裕一くんが中にはいると、里香ちゃんは幸いにも起きていました。
あの裕一くんを振り回す元気はもうありませんでした。力なく、
「1分。短いね」
そうつぶやくのが精一杯のようでした。
ぬくもりでお互いを確かめ合う 裕一くんは里香ちゃんが生きている事を確かめるように優しく頬に触れます。 嬉しそうに裕一くんの手に自分の手を添える里香ちゃん。
その短い時間、お互いを確かめます。
亜希子さんの咳払いが「1分の面会時間」の終わりを知らせます。
名残を惜しむように裕一くんに触れていた指先に力を込める里香ちゃん。
『もう少し、この時間が続けばいいのに・・・』
そう言っている感じがしました。

大人の女性 美沙子さん 無力な自分に嫌気が差したのかまた病院を抜け出し、夜の街を当てもなくさ迷う裕一くん。
友だちの家に行く出もなく、ただ歩き続けます。
そんな時、亜希子さんの友人の美沙子さんに会います。そして、そのまま美沙子さんの車に・・・。
同僚の看護婦からその事を知らされた亜希子さんの表情が曇ります。
 ミステリアスな雰囲気と言動の美沙子さん。疑う事を寂しいよね・・・知らない裕一くんはそのまま美沙子さんの家にお邪魔します。
心に隙間の出来た少年に美沙子さんは、そっと近づきます。
気が付くと二人はベッドに横になっていました。しかし、その行為は自分の寂しさを裕一くんで紛らわそうとしているようにも見えました。
一線を越える直前、亜希子さんが迎えに来ました。
本気で裕一くんをはっ倒し、更にケリまで入れる念の入れようです(暴力反対です)

帰り道の車の中で亜希子さんはこの事を里香ちゃんにしゃべらないように裕一くんに念を押します。
里香ちゃんが傷つきますからね。
そんなやり取りの脇で、夏目先生は別の事を考えていました。夏目先生の過去と想いはあまりにも裕一くんに近かったんですね。
裕一くんへの八つ当たりの感情は、そこにあったんですね(でも、やっぱり殴る蹴るの暴行は反対ですが)

翌日、病院の屋上に上がった裕一くんは先客の夏目先生を見つけます。
つきものが取れたように優しく隣に座るように促す夏目先生。 その手元は一見すると刺繍をしているように見える手術の縫合の練習をしていました。
来るべき里香ちゃんの手術に備えて。
里香ちゃんは夏目先生に「手術をする」と。また「生きたい」も言ったそうです。
長いつき合いの夏目先生も聞く事の無かった里香ちゃんの生きる意志でした。

制服の差し入れです 「1日だけのスクールライフ」につき合ってくれたみゆきちゃんが面会に来ます。 里香ちゃんにプレゼントする制服を携えて。
さっそく里香ちゃんにみゆきちゃんからのプレゼントを渡す裕一くん(これまた亜希子さんのお計らいで短時間の面会です)
プレゼントには夏服まで入っていました。
二人の会話は弾みます。里香ちゃんがベッドで横になっていなければ、いつもの会話のように聞こえます。
・・・読んでいいよ 里香ちゃんに以前撮った写真の事を聞かれます。 答えに困る裕一くん(フィルムがうまく入っていなかったみたいなんですね)
里香ちゃんは誓いのように言います。
「手術の後で見る」
その少女の眼差しは、生きる決心をした強いものでした。
別れ際、里香ちゃんから預かった「チボー家の人々」を読んでいいと言われます。
でも、なぜか里香ちゃんは頬を赤らめます。

ごめんね 手術は始まります。 手術室の前には余人を寄せ付けぬ雰囲気の里香ちゃんのお母さんが居たため、裕一くんは少し離れた角に腰掛け、 手術の無事を祈るだけでした。
そこで亜希子さんから意外な事を知らされます。
亜希子さんが裕一くんの家に来た時に幼い頃の裕一くんの写真を1枚借りた事。それを里香ちゃんにあげた事。
そして、今手術している里香ちゃんの足に御守り代わりに張られている事を。
また、裕一くんは里香ちゃんの気持ちも知る事になります。
貸していた「チボー家の人々」の一節を借りて。
その一節には里香ちゃんの意志と決意が込められていました。
本当はここで紹介したいのですが、出来れば原作を読まれるか、アニメ本編をご覧になる事をお勧めします。

手術は終わり、手術を担当していた夏目先生が現れます。
裕一くんに語った一言は衝撃的でした。
「多分、お前にとっちゃ最悪の結末だ。」
裕一くんは、ただ立ちつくすだけでした。

2006年2月13日

●半分の月がのぼる空 第4話「一日だけのスクールライフ」(2006/2/9)

セーラー服の里香ちゃん 憧れの「スクールライフ」里香ちゃんの願いを裕一くんがなかえます。 残された時間が長いのか短いのか、形にならない不安を抱えたまま二人は学校に行きます・・・。

のっけに夏目先生、素直に裕一くんにあやまりますね。
酒に酔っていたとはいえ、あれだけの暴力を患者にふるえば、病院にチクるだけで夏目先生、即刻解雇ですな。
とはいえ、夏目先生は里香ちゃんの主治医でもありますから退場してもらっては困りますよね。まだ、やらなければならない事がありますから・・ ・。
「里香を大切にしてやれ」
お願いしてる里香ちゃん。嬉しそう。別れ際の夏目先生の言葉ですが、言われなくても裕一くんはそうします。
それより夏目先生こそ壊れそうですね。
 裕一くん、顔の傷を「町のチンピラと喧嘩」して付けたものと里香ちゃんに説明します。
夏目先生を信頼している里香ちゃんへの気遣いですね。
こんな形でも裕一くんは里香ちゃんを大切にしてるんですよね。
里香ちゃんから裕一くんにお願いがありました。
「裕一、写真撮って」

「い~~~」ってしてる記念写真(笑) 亜希子さんの協力もあって裕一くんはお父さんのカメラを自宅から撮ってくる事が出来ました(スピード狂の亜希子さん、 恐いけど面白いです。・・・助手席は謹んで遠慮させていただきますが(笑))
さて、後は里香ちゃんを撮るだけ。病院の屋上で二人だけの小さな撮影会です。
でも、いざ撮る段になると里香ちゃんは渋ります。やっぱ恥ずかしいんですよね。
嫌がっていろんな顔をしますが、まさにその瞬間を裕一くんは写真に撮ります。
裕一くんは"思い出"を撮ってるんですよね・・・。
屋上で里香ちゃんは下校する学生を見ます。
里香ちゃんは入院生活が長かったので学校に行った事がなかったんですね。
学校に行ってみたい、制服を着てみたい、そんな願いを裕一くんは叶えようと奮闘します。

困った時の幼なじみ おっとここで裕一くんの幼なじみみゆきちゃんの登場です。結構可愛い子ですね。
里香ちゃん用にお姉さんのお古の制服を貸してくれます。
こんなイレギュラーなお願いを聞いてくれるなんていくら幼なじみでも出来ない事ですよね。
里香ちゃんの話をする時のみゆきちゃんって、ちょっと"むっ"としてる雰囲気がありましたね。
なんだかみゆきちゃんと裕一くんはハッキリとではないけど、恋の手前の感情はあったのかもしれませんね。

スクールライフ見学ご一行様 出ました!セーラー服の里香ちゃん。体が弱いので車いすでの"登校"となりましたが、 セーラー服の里香ちゃんですよ!みなさん!!(ってくどいっス(笑))
学校が見えてきた時の晴れるような明るい表情の里香ちゃん。本当に「スクールライフ」に憧れていたんですね。
司くん、山西くん、みゆきちゃん(こっちもセーラー服です!)も同行してくれてます。 心強いのか邪魔なのか今一つ微妙ですが(笑)
学校内に入ったしょっぱなに先生に見つかっちゃいます。里香ちゃんは脱出に成功しましたが、そんな裕一くんを心配して「自首」 しようとします。
この時の里香ちゃんの表情ってややもすると無表情にも取れますが、 裕一くんが大変な目に遭ってるのを助けるのは当然という気持ちがあるからじゃないかな?って思います。

素直な質問 嫌な質問 里香ちゃんとみゆきちゃんとの「女の子同士」の会話は、淡々としてましたね。
表面上では静かでもその下に行き来する感情は重く、激しいものです。
当事者ではないみゆきちゃんは、ただ里香ちゃんの言葉を受け止めるだけでした。
病気の事、裕一くんの事、静かに会話は続き、二人は途中で教室に入ります。
そこでお互いの学校生活と病院生活の事を語り合います。同じ歳の女の子同士だからでしょうか、結構うち解けて語り合っています。
でも、みゆきちゃんはある問いかけを里香ちゃんにします。
「死ぬのって、恐い?」
「最近はちょっと恐い」
最初の頃はそうでもなかったけど、今は恐い。これで終わりになる、裕一くんと逢う事が出来なくなる。
それが里香ちゃんの怖さではないかと、思うんですよね。

これも二人の思い出 「一日だけのスクールライフ」は無事終了して場所はいつもの病院内に。
やっぱり無断外出だったのか亜希子さんから大目玉です。正座反省です(あの冷たい病院の廊下にですよ。きっちり拷問です)
ここで出てきた裕一くんの妄想「新妻 里香ちゃん」には笑っちゃいました。
今よりも成長してちょっとセクシーになっちゃった里香ちゃんに「これが裕一くんの願望?」って笑ってしまいました。
本当に来る未来なのかわかりませんけどね・・・。
見に来た里香ちゃんに、
「同罪だからお前も座れよ」
「うん」
里香ちゃんあっさり座っちゃいます。拍子抜けの裕一くん(笑)
そこでちょっと思い立ちます。
正座反省の二人の記念写真です(笑)

里香! その後(亜希子さんに許してもらったのかな?)屋上で里香ちゃんは次の読書ノルマ 「チボー家の人々」を裕一くんに貸します。
「まだ読んじゃダメだよ」
読んでいい、って言うタイミングがいつ来るのか。恐い気がします。
屋上から去ろうとした時、里香ちゃんは倒れます。苦しそうにして。
次回、どんな運命が二人を待っているのか、見るのが辛いですね。

だからといって見ない訳ではないですよ(笑)

2006年2月 6日

●半分の月がのぼる空 第3話「戎崎コレクションの終焉~そして」(2006/2/2)

ありがとう、裕一 命がけで取り戻した里香ちゃんのお父さんの形見(の本)でも、体を張った甲斐がありました。
夢の中で仲良く語り合う里香ちゃんにあきらめのようにこれが夢であると裕一くんは自覚します。
でも、その時里香ちゃんは側にいて裕一くんを見舞っていたんですね。
それを直接見せず点滴の絵と里香ちゃんの声で描写するところがこの作品の味わいですね。
その後の二人は爽やかに、そしていつも通りの二人でした。

それにしても里香ちゃんが許してくれる条件として「多田コレクション」改め「戎崎コレクション」の焼却処分とは・・・。
それにしても裕一くん、しっかり全部記憶に残るぐらいに読み込んでいたんだね。
まぁ、男の子だからね(笑)

亜希子さん、なぜか里香ちゃんの伝言をしてます。
でも、何となく思うんですよね。里香ちゃんが裕一くんと仲直りした事を知って、
「今から裕一のところに行くけど、何か用事ある?」
「ん~とね、ちょっと来てって言ってもらえる?」
「りょ~かい♪」
って二人がやりとしてるところがね(笑)
亜希子さん里香ちゃんの事をネタに裕一くんをからかってましたが、里香ちゃんと裕一くんの事を一番理解し、心配してるんですよね。
がさつで恐いお姉さんだけど(笑)、一番優しくて心配性な頼りになるお姉さんですよね。
「心配ないよ、ジョバンニ」 屋上に向かう二人。手をつないで羨ましいくらいに仲が良さそうですが、 里香ちゃんの辛そうな仕草に改めて里香ちゃんの病状を意識してしまいます。
それに、
「心配ないよ、ジョバンニ」
「そうかい、カンパネルラ」
『銀河鉄道の夜』に引っかけて楽しそうに話す二人ですが、『銀河鉄道の夜』は"死者の世界"に向かう話です。
『銀河鉄道の夜』は、あまりこの二人には話して欲しくない物語です。
二人の「銀河鉄道の夜」でも、里香ちゃんがこの話に魅せられてその物語を引用すれば、 里香ちゃんが大好きな裕一くんは『銀河鉄道の夜』を片手につき合わなくてはなりません。
これ「里香ちゃんワールド」の鉄則です。・・・裕一くん、お疲れ様です(笑)

 里香ちゃんが話し、裕一くんが返す。バックの優しいピアノの曲を聴きながら感じました。
この二人にとってこのささやかな事を幸せと感じる今こそが、大切な時間である事を。

2006年1月29日

●半分の月がのぼる空 第2話「多田コレクションの相続」(2006/1/26)

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さて、1週抜かしての第2話となりました。
前回の二人の冒険は裕一くんの体調の急変で突然終わってしまいました。
でも、二人はこのミニ冒険をきっかけに更に仲良くなります。
しかし、 せっかくいいムードだった二人も今は亡き"エロじいちゃん"多田おじいちゃんのコレクションが二人の関係を木っ端微塵に吹き飛ばします(あちゃ~)

でもね~、裕一くんくらいの年頃ってやっぱり"そういうことに"非常に興味がある訳で、しょうがないところもあります。遺産ですし、 謹んで読んであげるのも供養ってもんです。
そして、同い年の女の子である里香ちゃんはそんな裕一くんの「不潔」さが許せません。
ま、これはこれでこのくらいの女の子にはそういう感情がある訳です。
里香ちゃんの行動は少々度が過ぎてて「顔も見たくない」気持ちはわかりますが、夜の病院の屋上に裕一くんを閉め出しちゃイカンでしょ!
お互い病人なんだからね。

しかし、こういう行動も好意を持っていて、そして「裏切られた」って気持ちもあるんですよね。
だから、こう言う時は亜希子さんの言う通り土下座でも何でもして許してもらって気持ちをリセット!っと行くはずがイケメン医師・ 夏目先生が登場します。
二人の間を邪魔する理由が、
「面白いからさ」
うむ~、どこまで本気なのかわからん人です。

Hanbun_02-1 その夏目先生の取りなしで理香ちゃんは裕一くんと仲直りをしようとします。
しかし、その会話の中で裕一くんは理香ちゃんが夏目先生しか見ていない事に気が付き、結果二人は大げんかしてします。
そりゃ好きな女の子が自分を見ていないってわかれば裕一くんでなくても怒ります。
夏目先生への怒りもあるでしょうしね。

そういえば、この『半分の月がのぼる空』は全6話になってるそうですね。まるでOVAの様な構成。
こういうお話はそれぞれの登場人物の感情の機微の表現が最も重要になります。
物語を語る時間がもう少しあればな、って思います。

2006年1月15日

●半分の月がのぼる空 第1話「亜希子さんと少女と芥川龍之介」(2006/1/12)

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最近では珍しい普通の少年と少女の物語。
ただし、舞台は病院です。生と死。心とその葛藤が描かれます。
若気の至りで脱走癖のある17歳の少年の戎崎 裕一。
そして重い心臓病を持つ同じ17歳の秋庭 里香。
この二人を中心にドラマは進みます。

看護婦さんの亜希子さんに頼まれ入院してきたばかりの里香ちゃんの話し相手を勤める事になった裕一くん。
見た目は可愛い美少女の里香ちゃん。ところがその中身は超わがままっ子。
買い物は言いつけるわ、イタズラはするわ、手術室に忍び込んでは裕一くんを手術しかけるわ(笑)
ホント裕一くん、身が持たないくらいに振り回されます(彼自身も急性肝炎を煩ってる患者さんです)
しかし、外野から言わせると可愛い子に振り回されるなんてその役交代して下さい、って言いたいですよね?みなさん!(笑)

そんな日々を過ごしているうちに二人はうち解けていきますね。
里香ちゃんから自分の重い心臓病の事を切り出したのも、裕一くんに心を許してるからなんでしょうね。
わがままな里香ちゃんですが、ホントは生と死の狭間で辛い日々を送っていたんですね(その反動?)
そんな里香ちゃんだから、裕一くんの存在はリカちゃんの中でどんどん大きくなっていくのでしょうね。

裕一くんも里香ちゃんに出来る限りの事をしてあげようと、里香ちゃんのお父さんとの思い出の場所「砲台山」に里香ちゃんを連れて行きます。
少し苦労して山頂に登った時の里香ちゃんから出た言葉は「死への覚悟」でした。
17歳の少女は負うにはあまりに大きい覚悟、たまらず里香ちゃんは泣き出しますが、裕一くんが優しく抱きしめてあげますね。

エンディングで二人の結婚式姿が描かれますが、それが現実のものとなるのか、はかない夢になるのか、テーマが重いだけに凄く気になります。

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