« よもやま話(雑談です) | メイン | スカイガールズ »

2007年6月24日

●買ってきました『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』

最初っから読んどきゃよかったなぁ・・・もともと私はアニメーション作品が同時期に行なうメディアミックス展開は苦手だったんです(もちろん、その中でも独立して楽しめるCLAMP系など良い作品もありますが)
だからコミカライズ作品も食わず嫌いで読んでいなかったりするんですね。

来たる7月に24話・25話のプレミア先行上映会が控えている『コードギアス 反逆のルルーシュ』のコミカライズ作品『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 1』が発売されましたね。
私も追っかけて購入しました。
この『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 1』って他のコミカライズ作品のマンガ版『反逆のルルーシュ』やスザクが主人公をはる『反攻のスザク』と違ってナナリーが主人公なんですよね。

ナナリーは庇護される立場から戦う立場に変わります。「ギアスを得て、開眼し、そしてナイトメアを駆ってナナリーが戦う!」
そのシチュエーションに興味はあるものの、またしても食わず嫌いの虫のおかげでコンプエース掲載時に読むことはありませんでした。
そして、時は過ぎ、気がつけばその『ナイトメア・オブ・ナナリー』のコミックが発売の運びとなり、各メディアで報じられている情報に目にしたんですね。

「まぁ、買ってみようか」
その軽い気持ちが私をナナリーのナイトメア(悪夢)に引き込むことになろうとは思いもよりませんでした(笑)
私にしては珍しく事前の情報収集をせずに読み始めたのですが・・・「お兄さん達のためのナナリー本」とは思いませんでした(爆)
すっぽんぽんでナナリーは戦います!なんつ~か必要以上(需要はある(爆))にパンOラ描写があり、ギアスの契約を経て異形のナイトメアに乗り込んだときにはなぜかすっぽんぽんなっちゃってます(!)
そして、性格も180度変わりかなり好戦的になります。
ただ、このナイトメア内にあってのナナリーの性格の変化は優しいよい子と見られていたナナリーの心の闇の部分が露出したとも言えます(また、意識して抑圧していた部分もね)

胸元は自主規制(笑)まぁ、女性人気の高い『コードギアス』にあってナナリーを主人公に据えた分、男性読者の喜ぶ描写も多少は入れておくべきでしょう。
でも、著者のたくま朋正先生はこの『ナイトメア・オブ・ナナリー』を、ただの「美少女SFアクション」だけに終わらせるつもりはなく、かなり気合いを入れて執筆されているご様子です(実際命がけだとか)

アニメ版コードギアスのルルーシュにおけるスザクのような立ち位置にいるナナリーの親友のアリスの存在やコードギアス所有者「ギアス・ユーザー」同士の超能力戦とも言えるナイトメア戦もなど見所の多い作品です(美少女パイロットも多い(笑))
こりゃ掲載誌『コンプエース』で追っかけないといけないみたいですね。

あ、一つご注意があります。
コクピット中のナナリーのカラーの画像ですが、これはコンプエース掲載時のもので今回発売されたコミックでは全て白黒になっております。
紛らわしくてごめんなさい。



試験的にアマゾンのリンクを乗せてみました。
ご覧になる方でPCからアクセスされている方は「Amazon」へ、携帯からアクセスされている方は「Amazonモバイル」にアクセスしてみてください。

Amazon
コードギアスナイトメア・オブ・ナナリー 1 (1)

Amazon (モバイル版)
コードギアスナイトメア・オブ・ナナリー 1 (1)

2007年2月13日

●コードギアス反逆のルルーシュstage16「囚われのナナリー」(ロングレビュー後編)


※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

ルルーシュとスザクとナナリーがマオの命がけのゲームに付き合わされている頃、 ユーフェミアとコーネリア仲むつまじい姉妹はつかの間の休息を二人で楽しんでいました。
そこは故クロヴィスが作らせた空中庭園でした。
まるで恋人同士のようにコーネリアはユーフェミアの膝枕でくつろいでいました。
「久しぶりだな、こういう時間は。エリア11に来て以来、予想外のことが多すぎた・・・」
コーネリアはちょっとイタズラ心でユーフェミアの脇をくすぐります。
「ひゃぁ!」(うお!ごっつぅ可愛い声。思わずリフレインしちゃいました(爆))
「デスクワークばかりで太ったんじゃないか?」
「もう、お姉様ったら~」
「はははは」
激しい動乱の時代のつかの間の安らぎですね。
そして、会話は以外の方向に向かい始めます。
「お姉様、このお庭似ているとは思いませんか、マリアンヌ様の離宮に」
「あぁ、そういえば」
「クロヴィス兄様が指示したんですって」
「意外と気に入っていたのだな。あそこのルルーシュとは喧嘩ばかりしていたくせに」
何となくですが、特に描かれてはいないのですが、当時のクロヴィスはマリアンヌに密かに想いを寄せていたのではないかと思うんですよね。
だから子供としていつもマリアンヌのそばにいられるルルーシュが羨ましくてチェスを挑んでいたのかもしれません(いつも負けていたそうですが(笑))
「ライバルだったんですよ、きっと」
「相手は年下だぞ?」
「でも、兄様が残した絵の中にルルーシュ達を描いたものがありましたよ?」
「そうか・・・早くこのエリアを平定し、ゼロを捕まえねばな。クロヴィスも・・・そしてルルーシュやナナリーにも申し訳が立たん。 ここは兄妹3人が命を散らせた転地なのだから」
コーネリアは弟クロヴィスを暗殺され、国家間の戦争の狭間で死んだルルーシュとナナリーの事も思ってエリア11平定を進めていたんですね。
しかし、コーネリアはその二人の母親であるマリアンヌ暗殺の秘密を知る人物。
ひょっとするとその件の負い目からエリア11に対してコーネリアは果断な行動に出ているのかもしれませんね。
まさかその敵の大将ゼロこそ、今自分が思う弟ルルーシュとは想像の埒外なのでしょうね。

マオはラストゲームのルールをルルーシュに説明していました。
「この天秤はね、爆弾の起爆装置でもあり解除スイッチでもあるんだ。乗せるのは互いに取り合ったコマ。 この目盛りが完全にボクの方へ傾けば爆発。キミの方に傾けば爆弾は解除される。つまり、キミが勝てば妹は助かるってことさ」
「趣味が悪いな。C.C.に捨てられるわけだ」
「挑発は通じないよ。キミの心は丸わかりなんだから」
一方的な性格のマオらしく、著しく公平さを欠くゲームでした。
何せルルーシュのゲームの読みを全て読み取って行なうゲームなのですから。
ルルーシュとマオが対峙しているとき、循環システムにいるスザクは仕掛けられた振り子爆弾の上に待機してチャンスをうかがっていました。

ルルーシュとマオのチェスは想像通り、マオのワンサイドゲームとなっていました。
「キミは頭を空っぽにできるタイプじゃない。いつだって自分の行動を見ている批評家の自分がいて、 その批評家の自分を冷めて見つめているもうひとりの自分がいて・・・そういう人間だよ。ふふ、無駄だよ。 どれだけ考えようとボクの勝利は動かない」
マオの心はルルーシュをいたぶり殺す、この一点にあったのです。
描かれてはいませんが、マオが作った「起爆装置 兼 解除スイッチ」は実は起爆装置オンリーの機能しかなかったと思うんです。
マオの性格上、自分の勝利を確信しているのに律儀に解除スイッチの機能なんて付けるなんてあり得ませんから。

「!・・・」
マオの一方的なゲーム運びにマオ側の天秤皿には着実に取られたコマが増えてゆき、天秤はマオ側にどんどん傾いていきます。
ルルーシュは焦りを隠せません(ってホントに心の焦りは隠せませんが)
それでもルルーシュはナナリーを助けるためにマオに挑み続けます。
「凄い、7つのことを考えてボクを惑わせようって作戦だね?でもねぇ、ボクのギアスをキミだけに絞れば何が真実か読み取るのは簡単さ・・・」
マオはルルーシュ渾身の一手を簡単に返してしまいます。
しかし、これこそがマオの盲点だったのです。ルルーシュのギアスに限界があるのと同じように、またマオのギアスも完全ではなかったのです。
「!・・・」
「ああぁ、最後の策もダメだった・・・ボクを見くびるから妹の命が・・・」
マオが取ったコマを天秤皿に放り込まれたとき、目盛りが起爆ラインギリギリ手前で止まります。
「は・・・」
既にルルーシュは冷静さを失っていました。
今彼を被っているのはナナリーを失う恐怖感だけ。
そして、マオはその心底その事に怯えるルルーシュの心の声を楽しんでいました。
「どうしよう。もう策がない他人を使おうにもナナリーを人質に取られている以上・・・」
ルルーシュの動揺を誘発するようにわざと取り出したコインを床に落とします。
そのコインの落ちた音でルルーシュは激しく動揺します(っていうか怯えが走っています)
「は?!・・・」
「ごめんごめん落としちゃった」
「はぁ・・・」(放心状態のルルです)
やっぱりマオって嫌なヤツです。

「キミの番だよ?急がないと、ほらほら時間がなくなっちゃうよ。妹がいなくなっちゃうよ・・・へぇ~、そんな手でいいんだ。本当にいいの~? 」
最後の最後に考えついた手をそんな風に言われてびくっとするルルーシュです。
もう既にマオの手の内で踊らされている感じです。
もう打つ手は無し、後残されているのは・・・、
「・・・もういいだろう」
「あぁ?」
「やめてくれ、マオ」
「よーく聞こえないなぁ?」
「もう十分だろ!ナナリーを助けてくれ!」
マオにナナリーの命乞いをするだけでした。
「はぁ~?」
「俺の・・・俺の負けだ」
大切なナナリーの命がかかっている事ですから、もはや自分のプライドのことは言ってられません。
「ははは、ははははは!ひゃははははは!!よ~く言えました。ようやくキミの心の底からの声を聞かせてもらえましたね~。気持ちい~最高! でも、ダメ。これで、チェックだ」
いやらしいマオはわざわざチェスで取ったコマを自分側の天秤皿に放り投げてナナリーの頭上の爆弾を起動させます。
「止めろーーー!!!・・・・・ナナリー・・・」
ルルーシュ、ぶち切れてます。
その表情はまるでどこぞの怪奇マンガのキャラしてます(笑)
そして、放心状態でその場に崩れます。

残酷なマオは監視カメラに写っているはずの爆破した後の循環システムを携帯端末で確認しますが、
「さ~て、どんな感じでバラバラに?・・・ん?え?・・・何故、どうして?」
ナナリーは生きていました。
車いすごと縛られていましたが、生きていました。
少し不安そうな表情ではありましたが。
「へ?・・・」
ルルーシュは惚けていました(なかなかないルルーシュのレアな表情ですね(笑))
その時!壁のステンドグラスが外から破られます。
「まさか、ボクの意識を集中させて…」
そのステンドグラスの破片と共にスザクが飛び込んできました。
こうしてみるとスザクの方が主人公らしいですね(苦笑)
マオは銃を取り出してスザクを撃ちますが、 スザクはなんとその弾道を見極めて避けてます(武道の達人はその弾筋よりも先に出る相手の殺気を読み取り、 それを避けることで結果的に弾を避けることが出来るそうですが、やっぱスザク身体能力は非常識です(笑))
そして、ナナリーにヘンな縛り方をしたマオに怒りの鉄拳をそのアゴに見舞います。
これにはたまらずマオは愛用のヘッドフォンもバイザーもろとも吹っ飛ばされます。
「自分はブリタニア軍准尉、柩木スザクだ。治安擾乱の容疑で君を拘束する」
「スザク・・・」
想像もしていなかったタイミングでのスザクの登場にルルーシュは心底驚いています。

「爆弾を解体した?…そんな……振り子とスピードを合わせて?」
スザクは振り子爆弾より高いところから飛び降りながらリード線を切ったんですね。
着地はどうした!ってツッコミを入れたいのですが、 ひょっとしたら汚水槽にそのまま落っこちたのかもしれません(いや~(笑))
だからこの時のスザクはちょっと匂っていたかもしれません(爆)
「どのラインを切ればいいかはルルーシュが教えてくれたからね」
「俺が教えた?」
「何言ってるんだい、君の指示だろ?叫び声が聞こえたら突入しろってことも」
「俺が!?」
不思議なことが続き、その全てが記憶にない自分の指示によるもの?
そして、ルルーシュはある可能性に行き着きます。
『やはり・・・そうか』
「マオ、これでチェックメイトだよ」
「ルルーシュ、まさかお前は・・・」
『そうらしいな。俺はスザクに指示したこと、自分にギアスをかけて忘れさせた。心の声は絶対的な情報だと信じたお前の負けだよ。それに、 俺の心を読むために効果範囲を絞ったのが仇になったな』
ルルーシュのいつもの不敵な笑いが戻ってきました(やっぱルルは黒笑いしないとらしくないですね(笑))
それにしても自己ギアスは反則技っぽいです(笑)
でも、まぁ、以前ルルーシュがしていたギアスの性能分析で「光情報であれば反射は可能」と分析していましたから、 その伏線がようやく実を結んだわけですね。
「バカな・・・こいつが失敗したらどうするつもりだったんだ」
『そうだ。これはスザクを信じていないと取れない作戦』
そう、スザクは唯一ルルーシュが信じ切れる人物。
しかし、そのスザクがルルーシュにとって最悪の敵なのですから、コードギアスの世界は奥が深い。
「咲世子さん、もうOKです。はい、お願いします」
いつの間にか循環システムに来ていた咲世子さんがナナリーを拘束していたロープをほどきます。
「咲世子さん?」
「もう大丈夫ですよ」
この勝負、ルルーシュの勝ちでした。
またしても敗者となったマオでしたが、彼にはまだ役割があったのです。
ルルーシュにある真実を伝えるためだけの。

「ふん、それで勝ったつもりか!」
「止せ」
「放せよ、この父親殺しがっ!」
「!!!」
「?!」
マオの発した言葉にスザクは目を見開いて驚愕します。
この事実にはルルーシュも驚きます。
「お前は7年前に実の父親を殺している。ふん、徹底抗戦を唱えている父親を止めれば戦争は終わる?子供の発想だねぇ。実際はただの人殺し」
勢いあまっての行為だったのかもしれません。
しかし、7年前にスザクのしてしまったことは親殺しの大罪。
そして、日本の敗戦。
死屍累々の道で立ちつくし、泣きじゃくっていたのは自分のしでかした結果を死体の山で知ってしまったんですね。
「違う!僕は、俺は!!」
「よかったね、バレなくて。まわりの大人たちがみんなで嘘をついたおかげさ~」
この大人の中には、あの京都六家の桐原タイゾウもいるのでしょうね。
「それじゃ、柩木首相が自決することで軍を諌めたってのは・・・」
「大嘘だよ、何もかも」
「嘘・・・」

「仕方がなかった。そうしなければ日本は!」
「今更後付の理屈かい?この死にたがりが!」
「!!」
「人を救いたいって?救われたいのは自分の心だろ。それに殉じて死にたいんだよねぇ。だからいつも自分を死に追い込む!」
マオは人の心を読みます。
しかし、彼はどうしても人の心の痛みは理解できないようです。
C.C.はマオにそれを教えきれなかったようですね。
「うわあああああ・・・」
スザクはたまらず絶叫して膝をつきます。
「お前の善意はただの自己満足なんだよ!罰が欲しいだけの甘えん坊め!!」

マオは調子に乗って自分の置かれた立場も忘れて今までと同じように人の心を読み、その真実でスザクを追い詰めていました。
自分こそ追い込まれた立場であることを忘れて・・・。
例えそれが真実でも大切な親友であるスザクをマオがいたぶっているのは事実。
ルルーシュはマオの利用価値も忘れてスザクを苦しめている最大の元凶、マオの口を封じます。
「マオ!!お前は黙っていろ!!」
「しまった!」
マオは調子に乗りすぎて自分がルルーシュのギアス防止のバイザーを付けていないことに気づいていなかったんですね。
しかし、時すでに遅し、マオはまったく口がきけなくなってしまいます。
「あう・・・うぇあ・・・う・・・」
「待て!」
捕まえようとするルルーシュの手をすり抜け、マオは足を引きずりながら教会の外に逃げます。
そして、まばゆい外には欲したやまなかった、逢いたかったC.C.がいました。
しかし、C.C.は悲しい表情をしていました(既に決意は固めていたのです)
マオはC.C.に逢えた喜びで一心にC.C.の元に駆け寄ります。
彼女の手にサイレンサー付きの銃があるとも気づかずに・・・。
「好きだったよ、マオ」
「あう・・・あ・・・」
「マオ、先にいて待っていろ。Cの世界で」(聞き書きの限界で「Cの世界」と言う表現が間違っていればご指摘を下さい)
もう、自分とルルーシュにとって障害以上の何者でもない存在となったマオは始末するしかない。
でも、一緒に暮らしたときの情もある。
だから、せめて、自分の手で・・・C.C.はマオの首に銃を突きつけ、引き金を引きます。
これでマオは死にました。
同じギアスを持つ者同士、ルルーシュと共闘する余地もあったかもしれません。
しかし、ギアスに取り込まれ、C.C.への妄執しかなくなったマオには、今のC.C.と一緒にはいられなかったのです。
C.C.の心の痛みと一緒に引き金を引くことになったんですね。

マオがC.C.に始末されるのを見届けて、ルルーシュは向き直りひざまずくスザクを改めてみます。
スザクは取り付かれたようにうつろな目でつぶやき続けていました。
「俺は・・・俺は・・・」


いや~、遅くなってすみません。
ルルーシュとスザク二人のやりとりが中心だと、これがまたもうセリフの山々(笑)
そして、自分の思うことを自由に書かせていただいたらこれがまたまたテキストの山になっちゃいました(げふ)
それにしてもコードギアスってストーリーと情報と伏線とが絡み合ってもの凄い厚みのドラマを形成してますね。
トラウマが実の父親殺しだったとはスザクの罪の深さは想像以上でした。
でも、予告では楽しそうにナナリーと話していましたからちょっとホッとしてます。

しかし、このセリフ全追っかけは体力的に辛くなってきました。
他の方法を考えないといけないなぁ~。

●コードギアス反逆のルルーシュstage16「囚われのナナリー」(ロングレビュー中編)


※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

扇が異常に厳重な鍵を開けていると思ったら、ここは扇自身の部屋でした(それともセーフハウス?)
でも、いつもと違うのが扇の帰りを待つ人がいたのです。
「お帰りなさい」
もちろんそれはシャーリーの銃撃で記憶を喪失し、今は扇にかくまわれているヴィレッタでした。
「あ・・・う・・・た、ただいま」(なれない新婚生活に戸惑ってぎこちない扇さんに笑えます)
「すぐお食事できますから」
「食事って、買い物に出たんですか?外に・・・」
「いえ、あり合わせですから。外はブリタニアが怖くって・・・」(ブリタニアが怖い?)
「何か思い出したことは?」
「すみません、何も」
「いいんですよ、慌てなくても。怪我のこともあるし、ゆっくり思い出してくれればいい」
裏ではテロリストとして危ない橋を渡っている扇ですから、ヴィレッタがゼロの名を口走った要注意人物であることを意識して自分の留守中、 ヴィレッタの動きを監視するために部屋の中に監視カメラを設置していました(別に趣味で置いているとは思いたくないのですが(笑))
今のところはヴィレッタに不穏な動きは無し。
「さぁ、出来ました。お口に合うと良いんですけど・・・」(どんな料理でしょ?)
「え・・・あ・・・」
それにしてもかりそめの暮らしとはいえ、ヴィレッタとの暮らしに扇は一人思い悩むのが常であった扇にとって安らぎを感じていました。

ここで気になったことが2点あります。
1点はヴィレッタのセリフの中にあった「ブリタニアが怖くて・・・」
これってどういう事なんだろう?って悩んじゃいました。
まぁ、人情的に考えればヴィレッタの記憶は既に戻れるところまで来ているのに彼女自身の意識がそれを抑えている。
裏ではテロリストをしていても根が優しいおだやかな扇の人柄に触れてヴィレッタも安らいだ気持ちになったのでしょう。
今まで軍人として戦ってきた激しい日々にはなかった扇との安らいだ暮らしを壊したくない。
そんな意識下のせめぎ合いが、ふと表に出た「ブリタニア(の記憶が戻るの)が怖くて・・・」 という言葉に表れたのではないかと義理人情で考えちゃったのでありました(笑)

そして、もう1つ。
ヴィレッタの作っている料理。
日本人ならばあのぐつぐつ音だと味噌汁か煮込みものか、それとも鍋物か?って考えちゃいますが、 ヴィレッタは純粋無欠の(元が純血派ですから)ブリタニア人ですから一体どんな料理が扇を迎えるのか。
それがブリティッシュな系譜の料理ならまだしも、 ヴィレッタは軍人さんでしたからサバイバルでワイルドなヘビーデューティーな料理だったら哀れを誘います(野戦食の再現料理? )
だって、優しい扇さんのことですからどんなまずい食事でも残さず平らげて、血の気が引きながらも、
「美味しかったですよ」
って言うに違いありません。
そして、オチとしてヴィレッタが、
「美味しかったですか?そう思って今日は沢山作ったんです。食べてくださいますよね?」
「・・・いただきます」
そして、翌日。
ゼロ「ん?扇が具合が悪くて休み?珍しいな。どんなに調子が悪くても作戦会議には参加していたのだが・・・」
カレン「すみません、ゼロ。扇さん本当に調子が悪いそうなんです。ウィルスか何かに感染したみたいだから家にも来ないでくれ、 って言われてるんです」
ゼロ「・・・そうか。扇にはしっかり養生するように伝えてくれ。 彼にやってもらわなければならない作業が沢山あるからな(玉城には任せられんからな)」
カレン「ありがとうございます、ゼロ!」
しかし、その扇はと言うと・・・、
ヴィ「すみません。私の料理でおなかを壊しちゃうなんて・・・」
扇「いいんですよ。美味しかったから食べ過ぎました(嘘つき!)」
ヴィ「おかゆ、って言うんですよね?ちょっとお口に合うと良いけど。はい、あ~ん」
扇「え・・・あ・・・あ~ん(ぱく)ん?美味しいです!(これは本音だな(笑))」
ヴィ「よかった。じゃ、はい、あ~ん」
などと、心配する二人を余所に食あたりの扇はヴィレッタの付きっきりの看病というスペシャル・ ナイスな待遇で幸せを満喫していましたとさ(ちゃんちゃん(笑))

さて、何のお話なのか書いてて忘れそうになりますが(爆)
部隊を戻して(ってイラク?)・・・じゃなかった舞台を戻してルル×スザのお話に戻りましょう(今回暴走気味っス)
「誰なんだ?ナナリーをさらったのは・・・まさか、ブリタニアの皇室?」
おおっ!スザクならではの思考展開ですね。
「いや、オレ達の出自には関係ない。女を独り占めにしたいってだけのただのガキだよ」
ルルーシュ、ある意味無茶苦茶正確にマオのことを言っています(笑)
人間嘘をつくとき、とんでもないところからネタを持ってくるより、 本当の話から少しずらして語る方がよりリアルに現実味を帯びて嘘が本当の話に聞こえてくるんですよね。
「脅されているのか?」
シスコンだって事が(笑)
「そうだ」
あ、認めた(爆)
「取り調べを受けると、オレ達のことがバレるかもしれない。だから軍や警察には・・・」
とても言えません。自分がシスコンだって事が(だから違っ!)
「仕方ないな。僕たちだけで何とかするしかない。でも、本当にギャンブルとか・・・」
「関係ないって」
まぁ、ルルーシュの趣味であった賭けチェスやギャンブルに関わるところではどうしても裏社会に通じるところがあります。
そこをスザクは心配したのですが、 現実はルルーシュはゼロとして少なくとも関東地区の裏社会を牛耳っている黒の騎士団をリーダーなのですからなんとも皮肉なお話です。
「じゃ、手がかりになるものは?」
「写真と、俺を見張れるくらい近くにいるってことしか・・・は!、そういえば、水が流れているような音が・・・」
「水?・・・循環システム?」
「下の階層か」
そうとわかればこのコンビの行動は早く、下の階層にある循環システムに通じるエレベーターに向かいます。
「でも珍しいな」
「何が?」
「いつもの君ならすぐ気づくのに・・・」
話をしながらルルーシュの手はエレベーターの特別階層である循環システムの階に向かうように操作をしていましたが、 パネルは機能しませんでした。
「どうしたの?」
「データが変えられている。ロックシステムを破るしかない」
っとルルーシュは即座にシステムへハッキングを仕掛けます。
「それって校則違反じゃ・・・」
「後で直しておく」
「だったら僕が壊すから」(スザクくん、物理的に壊そうとしていたでしょ(笑))
「残念。もう開いた」
ルルーシュは東京タワーや施設のハッキングも裏でやってますからこれくらいは簡単なものなんでしょう。
「速いな。手馴れすぎてないか?」
「管理システムの一部は生徒会が受け持っているからな」(ルルーシュが生徒会にいる理由はコレか!(笑))
「ルルーシュ、今までもコレを使って外に抜け出したりしていただろ?」
「うん・・・あぁ、たまにね」
スザクのややとがめるような口調に、ちょっとばつが悪そうに答えるルルーシュがツボにはまりました(笑)

で、最下層に付いた二人を最初に待っていたのはマオではありませんでした。
「どうだ?」
二人はエレベータの中に身を隠し、スザクは持っていた鏡(ジャックナイフ?)で通路の様子をうかがいますが、
「君の推察通りだ。監視カメラにマシンガンを連動させている。あのシステムならタイムラグはおよそ0.05」
マオのヤツは通路天井にセントリーガン(自動歩哨銃)を据えていました。
ここまで用意しているその周到ぶりにマオのルルーシュへの憎しみの深さが伺えます。
しかし、マオの予想を超える(いや、視聴者の予想を超える(笑))イレギュラーな要素があったのです。
「じゃあ、ここからは出られないな。一度上に戻ってシステムを・・・おい!」
スザクはなんと武器も持たずに身一つで通路に駆け出します(まるでどこかのサイボーグ戦士並みの加速装置です(笑))
その素早さにセントリーガンは追いつけず、しかもスザクは勢いを付けて壁を駆け上がりその勢いでセントリーガンを蹴って破壊します(スザク、 既に人間兵器の域に達しています(笑))
「・・・乱暴なヤツだな」
いや、非常識なヤツです(笑)
「さぁ行こう、ナナリーが待っている!」
ルルーシュのギアスの力は反則的なものでありますが、スザクの身体能力は非常識きわまりないものでした(しかもまだあったりするんですよね。 非常識ネタが(笑))

二人の予測通り、最下層の循環システムにナナリーはいました。
「「ナナリー」」
「お兄様、スザクさんも・・・」
この小さなお姫様に向かう騎士が二人、って構図ですね☆
「ごめん今すぐに・・・」
ルルーシュは目の前のナナリーに集中するがあまり、トラップには気がつかずスザクがルルーシュを止めます。
「まって、上を・・・」
危機に際しては異常なほど感覚が鋭くなるスザクは頭上のトラップ、振り子爆弾に気がつきます。
「爆弾・・・」(ルルーシュ)
『そうだよ、ルル。勝手についてきた枢木までは許すから二人でがんばってみてね』
ルルーシュはこの手の出しようのない歯がゆい状況に悔しさをにじみ出していましたが、スザクは冷静でした。
「ナナリー、僕たちが爆弾を外す。大丈夫、安心して」
スザクが安心して、って言ってもそのやり方が結構荒っぽいので額面通りに安心できないのが難点ですな(笑)
「僕とルルーシュが組んで出来なかったことなんてないだろ?」
「はい」
ナナリーはわかっていました。
二人が来てくれたことでこの状況は何とか打破できる。
そして、自分が不安げにしてると兄ルルーシュを心配させてしまう。
自分が気丈に振る舞うことが二人を応援することになると。
やっぱりナナリーは良い子ですね~。
テイクアウトしたいです(こら)

「振り子爆弾か・・・いつまでも運動が止まらないようにソレノイドがエネルギーを与え続けている。もし、それ以外の力が加わった場合、 爆弾は」
「爆発する。そして、おそらくナナリーを動かしてもそう考えたほうがいいね」
マオの性格を現しているようないやらしいシステムですな。
「被害規模はわかるか?」
「半径500m以上は・・・」
『ということは、マオはギアスの有効範囲外にいる。・・・誘いか、これも』
ってルルーシュが悩んでいるときにナナリーの真正面のカットが入ります。
うお!あお!ヤベ!って思ったら自主規制のように鉄の格子が絶妙にレイアウトされていました(苦笑)
「解体の方法はわかる?」
「理屈はな。起爆装置から出ているラインを切断するだけ。あいつは本職じゃないから、ダミーを割り出すことは可能だ。しかし、 他の方法を考えないと・・・」
「どうして?区別さえつけば・・・」
「ごくわずかな揺れ幅の中でアレを切断する。人間業じゃない」
はい、人間ぢゃない人がそこにいます(笑)
「わかった。僕がやろう」
あ、自覚してるようです(笑)
「簡単に言うな!情報が少なすぎる」
自分の生き甲斐であるナナリーの命がかかってる話ですから、手加減を知らない『体力バカぁ』 (ルルーシュ談)のスザクに任せてはかなり危ない作業になります。
それにスザク自身も危険にさらすことは出来ない。
「慎重なのもいいけど、タイムリミットがあるんだろ?それに情報なら君の目の前にある。僕はこれでも軍人だ。この情報を使えないか?」
頭脳のルルーシュ。行動のスザク。
幼い日々、この二人が組んで出来なかったことはなかったのです。
そして、この二人の本当の強さはお互いを芯から信じていると言うことでした。

さて、これまたナナリーのお世話を実は生き甲斐としている咲世子さんはただいま楽しいお買い物中です。
その楽しそうな咲世子さんの雰囲気を見ると今夜はナナリーに何を食べさせようかと色々と考えるのもまた楽しみのようですね。
しかし、そのナナリーは今大変な目に遭っていたんですね。
「トイレットペーパーはまだあるし・・・」
っとその時咲世子さんの携帯が鳴ります。
「・・・は?」
咲世子さんが見た電話をかけてきた人物は普段電話をかけてくることがない意外な人物でした。
そういえばナナリーのお世話をしていない、普段のおしゃべりをしている初めての咲世子さんでしたね(なんとなくネットラジオ 「コードギアスはんぎゃく日記」を思い出しちゃいます(笑))

一方、自分の指定した循環システムの500m以内で人気のいない場所、 アッシュフォード学園敷地内の教会に陣取っているマオは自分の意識に大量に流れ込んでくる学生達の声なき声に辟易していました(ってそういうところにいるからだよな~、 マオってやっぱしどっかで頭が弱いんだよなぁ~)
「お気楽なガキどもめ、これだから学校ってヤツは・・・へぇ~」
マオが反応したのはその意識の奔流の中に注目していたルルーシュの行動が見えたのです。
『なんだ、次は何を仕掛けてくるつもりだ。マオの居場所はナナリーを監視しているカメラの送信先。まさか学校に戻っているとはな。 ふざけたヤツだ。スザクには動くなと伝えてあるが、もはや俺に残された手は・・・』
そして、ルルーシュはマオの待つ教会に入ります。
「ようこそ泥棒猫くん。武器も作戦もなく、爆弾もそのまま黒の騎士団もさっきのお友達も使っていないねぇ。どうしちゃったのルル?」
確かにルルーシュらしからぬ行動ですが、人の意識を盗み見ることが出来るマオはその応えをよく知っているのです。
だからこの問いかけは完璧に嫌がらせです(ホント、やなヤツ)
「分かり切った会話をする気はない。用意してあるんだろ?ラストゲームを」
「ん~決着を付けよう。君の得意技で・・・」
「ん?!」
マオが用意していたのはルルーシュ得意のゲーム、チェスでした。


(ロングレビュー中編に続きます)

●コードギアス反逆のルルーシュstage16「囚われのナナリー」(ロングレビュー前編)


「マオ・エピソード完結編」ってことで今回は何とスザクとの共闘です。
しかし、それにしてもスザクの常人離れした行動力が今回のお笑いどころ・・・失敬!見所であります(笑)
また、人質として縛られちゃうナナリーでしたが、縛られてかえって可愛さが増しています(ってヲィ)
今回もおなかいっぱいの内容でしたが、最後の最後にあんな話が控えていたなんて・・・。

※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

黒の騎士団の大番頭(って言い方が好きなんです(笑))んじゃなくて事務方トップとして後方支援を全て一手に引き受けるまでに頭角を現してきたディートハルト、 彼は本当に使えます。
ディートハルトの推し進める「組織の細胞化」は黒の騎士団をよりより強固なものとし、 組織として完成されたものとしていきます(今までがサークル活動の延長みたいなところがありましたからね)
そしてその報告を受けていたルルーシュも打倒ブリタニアの次の手を打っていました。
ルルーシュは空港にて黒髪の美人とそれと悟られぬように接触していました。
よく見ると、その美人は変装したC.C.でした。
一見、美人秘書といった感じです(なかなか似合ってますぅ~(笑))
「いいのか?私が使者で」
「へりくだれば舐められる。そういう相手だ、中華連邦は」
「自信がないなぁ、私はお前と違って謙虚だから」
「・・・その調子でやってくれ」
このルルーシュの投げやりな言い方がなかなか良い感じです(笑)
また普段の尊大な態度を棚上げにして自分のことを「謙虚だからな」などと言っちゃうC.C.もどっこいどっこいですが(笑)
こんなやりとりが出来るルルーシュとC.C.は良いコンビになってきました。
「パスポートは?」
「良くできている。いけそうだ」
こうしてルルーシュはC.C.を中華連邦への使者として送り出します。
マオの件でC.C.が中華連邦で暮らしていたことを知ったので使者として中華連邦との折衝をルルーシュは頼んだのでしょうね(折衝役は相手方の空気をよく知っている人物の方が相応しいですからね)
しかし、その空港でC.C.を素性を知り、C.C.の出発を見届けている人物がいたのです。
全身包帯ぐるぐる~、って感じの明らかに怪しい、アイツにしか見えませんし、 アイツに間違いないのですが今はまだ正体は伏せときます(笑)

インド、中華連邦へと次々に手を打ち日本国内はおろか世界をまたぐ勢力となりつつある黒の騎士団。
その頂点にゼロとして君臨するルルーシュは自分の行動の原点となっていた7年前の風景を思い出していました。
そこは降伏直後の日本。
戦闘の後が生々しく、幼い頃のナナリーを背負うルルーシュと寄り添うように歩くスザクが死屍累々となった道を歩いていました。
「わたし達、また別の家に預けられるのですか?」
「また、枢木の家だよ。今度は本家の方に行くんだ」
ナナリーに余計な心配をかけさせまいと出来る限りルルーシュは平静を装います。
この時ルルーシュ10歳。
目も足も不自由な妹を守るため寄る辺もなく自分のみで立たねばならなかったのです。
幼く、そして力もなかった彼の心境を慮ると、痛々しささえ感じます。
スザクはその殺戮の後の女子供を問わず横たわる死体に激しく動揺していました。
親友の動揺を知り、妹に悟られないためにギリギリのラインで少し厳しくルルーシュはスザクに言います。
「歩くんだ、スザク」
「・・・でも」
埋葬されず、路傍にうち捨てられていた人々の死体をスザクは放っておけませんでした。
今はナナリーの安全を第一に考えるルルーシュは歩みを止めようとはしませんでした。
「歩くんだ」
ナナリーもルルーシュ自身も今は死んだことになっている身。
とにかく身を隠す場所にたどり着かねばなりません。
しかし、ナナリー自身がまわりの異変に気がつきます。
「何ですか?この変な臭い」
むろんそれは死体が焼け焦げた臭いです。
ルルーシュは妹を気遣い嘘を言います。
「ゴミ捨て場の近くなんだ。な、スザク・・・」
その問いの答えてくれるはずのスザクは死屍累々の道の真ん中で立ちつくし、泣いていました。
やむなくルルーシュはスザクのところに戻ります。
妹を守り、親友を気遣わなければならないルルーシュは本当に大変です。
でも、その泣いているスザクを慰めたのは、そのスザクの声で泣いていることを知ったナナリーでした。
「スザクさん、どうしたんですか?」
「俺は・・・俺が・・・」
今にして思えばこの言葉こそこのスザクが状況から自分の罪の重さを知り、 どうにもならずルルーシュにそのことを言いたかったのかもしれません。
泣きじゃくっているスザクのほほにナナリーが優しく触れます。
その思わぬナナリーの手のあたたかさに触れたスザクは我に返ります。
「ナナリー?」
ナナリーは天使の微笑みで、
「人の体温は涙に効くってお母様が教えてくれました」
殺戮の原野に子供達は立っていました。
しかし、そんな中でその子供達が感じたものは、お互いの間にある強い絆でした。
ルルーシュの意識は現在に戻っていました。
『俺は・・・踏み越えてみせる』
その屍の経験を。
よく見るとルルーシュはC.C.のいなくなった自室でベッドに腰かけていましたね。
つまり、久しぶりにルルーシュは自分のベッドで寝れるわけですね(笑)

アッシュフォード学園の朝。
今日のルルーシュは学生として真面目に登校していました。
「おーい、ルルーシュ!」(ってスザクくん、ちょっと走り方がヘンですよ(笑))
「ん?」
「おはよう、久しぶりだね。ちゃんと来ないと留年するよ」
「そっちこそ似たようなものだろ?」
この時はお互いが日常を象徴する友人として接しているんですよね(戦場では何回も会っているのにね・・・)
「こっちは仕事。黒の騎士団の動きが活発になっているから・・・」
「おまえ技術部なんだろ?」
「ああぁ、手が足りないんだよ、どこも」
スザクは親友を黒の騎士団の騒動に巻き込みたくないと思ってるんですね。
その相手が黒の騎士団のリーダーとも知らずに・・・。
「ふ~ん、でもうちで食事でもどうだい?ナナリーが寂しがっている。今日の予定は?」「ああぁ、今晩なら。でもいいのかい?迷惑かけちゃ・・ ・いっ!」(リヴァルのバイクにビックリしちゃってるんです(笑))
スザクが余計な心配しているそばでリヴァルがもの凄い勢いで愛車と共にフレームインしてきます(笑)
「うぉい!ルルーシュ!!」
「どうした?」
「会長、見合いするって知ってたか?」
あ、そういやリヴァルってミレイさん狙いでしたね。すっかり忘れてました(笑)
「ああぁ、今日だろ?」
「今日ぁぁぁ!知ってて何で教えなかった!!」
途中のコマを見ると何となくリヴァルがルルーシュに襲いかかっているように見えます(違っ!)
「教えたら泣くだろ?」
「笑ってみせる」
いや、笑われるぞ(笑)
「大丈夫、ボクも知らなかったから」(スザク)
あ、こっちも笑える(笑)
「こんな時に天然で返すな!」
スザク准尉、ナチュラルに笑いの取れる天然ボーイであった笑い
「天然?」
天然の自覚は100%無しですな(笑)
「そういうところが天然だっていうんだよ。じゃあ食事の件、ナナリーに言っても?」
「うん」
そのスザクの返事を聞いてルルーシュは駆け出します。
「ああぁ!授業!!」
「わかってる。教えてくるだけだって」
最近留守がちでナナリーにかまってあげられなかったルルーシュにとって今夜のスザクとの楽しい夕食が出来る。
これならナナリーが喜んでくれるし、ルルーシュ自身ナナリーが喜んでくれるのを見てみたいんですね。
ナナリーの元に向かうルルーシュは本当に嬉しそう。
ルルーシュにとってナナリーは生き甲斐なんですね。
一方取り残されたリヴァルは、
「俺の悩みは置き去りですか・・・」
哀れリヴァル。しかし、セリフがあるだけまだましというものです(笑)

部屋にいたナナリーのもとに訪れたのはルルーシュではありませんでした。
扉が開いた気配に声をかけますが、
「咲世子さん?今日の授業は二限目からじゃ・・・」
いかにも相手に不快感を与えるような乾いた感じの手を叩く音にナナリーはその相手が見知った相手ではないことに気がつきます。
その相手こそ、信じられないことに怪我こそして包帯に巻かれていましたが、死んだはずのマオでした。
そのマオの口元は憎いルルーシュの最大の弱点であるナナリーを前にしてゆがんだ笑いを作っていました。

「驚いた?お見合っていったら普通はホテルかレストランだものねぇ」
ってロイドがいつもの職場である研究施設で声をかけている人物こそミレイでした。
つまり、ミレイの見合いの相手はロイドだったんですね。
まぁ、ロイドは伯爵だしミレイの見合い相手としては問題ありませんが、性格には多いに問題はありますな(この辺、 ちゃんと伏線が生きてますね☆)
「いえ、ロイド伯爵はたいへんユニークな方だと聞いていましたから」
ってミレイは猫かぶってるし(笑)
それにミレイのファッションセンスも本人のヤル気のなさを物語っています。
でも、その素晴らしい胸元をアピールすることを忘れていないのは本人の無自覚な自信なのか? それともこの見合いをアッシュフォード家の再起のチャンスとばかりに娘の最大アピールポイントを強調することで見合い成立の確率を上げようと画策している母親の謀略なのかはよくわかりませんが(って長っ! (笑))
「ユニーク!なかなか素敵な表現だねぇ~」
その微妙な評価を喜んでいるところがロイドらしいと言えばらしいのですが(笑)
「えぇ、爵位を剥奪されて落ちめのアッシュフォード家の女を貰おうだなんて」
「あは☆、どうでもいいじゃない、爵位なんてさ」
ま、これはロイド本人の本音でしょうね。
そういえば、ロイドも両親から、
『貴方も29歳になったのだから研究ばかりしていないで結婚しなさい』
などとプレッシャーをかけられているのでしょうか?(らしくね~(笑))
「失礼します」
っとその時お茶が入ります。
お茶を持ってきたのは微妙な雰囲気のセシルさん。
「お手数をおかけします」
こうして見れば丁寧に応対するミレイは良家のお嬢様そのものです。
「どうぞ、ごゆっくり」(セシル)
表情は優しいのですが、声にやや拒否的なものを感じるのは気のせいでしょうか?(うむ~これは個人的反応かな?(笑))
「しなくていいよ、時間の無駄だ。結婚しよう」
「へ?」(セシル)
「早っ!」(ミレイ)
ミレイ、いつもの飾らない庶民的な地が出てます(笑)
そんな訳でミレイの「良家のお嬢様」評価は撤回ですな(笑)
「じゃ保留?」
ロイドの即決即断は誰もついて行けませんでした(笑)
って結局お二人のお見合いは保留なのかな?

ルルーシュはナナリーの喜んだ顔が見れるとドアを開くなり声をかけますが・・・、
「ナナリー、スザクが・・・」
ナナリーはいませんでした。
見ればテーブルの上に丁寧に置かれた折り紙の鶴と、その中に囲まれるように置かれていたナナリーの写真がありました。
その写真の中のナナリーは、なんだか恐ろしく厳重に車いすごと縛り上げられていました。
それでも可愛く見えるところがナナリーですね!(って違っ!)
しかも!ナナリーのスカートのすそをたくし上げて絶対領域のところまで縛っています!!
これはとてもイケナイことです!!(爆)
ルルーシュはこの事に怒りを覚えます(だから違うと言うに(笑))
っとその時ルルーシュの携帯が鳴ります。
我に返ったルルーシュは携帯に出ます。
「・・・はい」
『お兄様』
「ナナリー?!今どこにいるんだ?」
『わからないんです。ただ、ここから動くなって・・・あ』
「ナナリー!」
『ボクだよ、ルル』
その電話の向こうから聞こえてきた声は信じられない人物からでした。
「・・・まさか」
『油断したねぇ~、ルルーシュ。ボクが死んだと思ってた?』
「待て、マオ。今C.C.はここにいない」
『だから来たんだよ。ギアスの効かない相手はやっかいだからね。そっちの件は後回し。キミにこの間のお礼をしないと、 ボクはもうおさまらないんだ』
つまり、これは純粋にマオからルルーシュへの復讐でした。
「当然500m以内にいるんだろうな」
『そういうこと。探してみるかい?』
ルルーシュはそう聞くなり家を飛び出します。
『タイムリミットは5時間。あは、それとこれはボクとキミとのゲームなんだから警察の駒を使うのはNGだよ。 この前みたいに撃たれるのはイヤだから。でもさ、凄いよね、ブリタニアの医学って。おかげで、ははひゃひゃひゃひゃひゃ。ねぇルル~、 あの時のギアスは「撃て」じゃなくて「殺せ」とするべきだったんだよ。詰めが甘いから妹が・・・窮地に立ったね、危機に陥ったね、 ピンチだねぇ~♪』
ナナリーのことです、矢も盾もたまらない気持ちで学園内をルルーシュは走り回ります。「待て!ナナリーは関係ない」
そこでマオは言いたいだけ言ったので一方的に電話を切ります。
「ゲームにしては悪質じゃありませんか?」(ナナリー)
「ん~?」
「お兄様を悲しませるつもりなら、私が許しません!」
「ひゃはっ、たいしたモノだね、キミ達兄妹は」
この時、マオが聞いたナナリーの心の声はなんと言ったのかはわかりません。
ただ、マオが感嘆するくらいの強い意志だったのではないかと思います。
それとも、ルルーシュも知らぬナナリーの心のに何かだったのでしょうか・・・。

『(ピンポンパンポ~ン)皆さ~んお昼ですよ~。もりもり食べてますかぁ~?もりもり食べて・・・』 (以後よく聞き取れず(笑))
などという気の抜けた校内放送がアッシュフォード学園内にお昼が来たことを知らせます。
それにしてもいくらフランクな校風とはいえこの脱力系の放送は素晴らしいですね!(実は管理人は小学校の頃、 放送委員でした(笑))
そんな平和な雰囲気の中毎度お馴染みの生徒会メンバーはしっかりピザハットのピザを食べていました(・・・これって義務なの? )
そして、その生徒会メンバーの目下の話題は痴話喧嘩が高じて『他人ごっこ』真っ最中のルルーシュとシャーリーのお話でした(むろん、 そうではないのですが・・・)
「ケンカ?シャーリーとルルーシュが?」(スザク)
「そ、だからしばらく『他人ごっこ』に付き合ってやれって会長がぁ・・・どうなったんだろう、お見合い」(リヴァル)
リヴァルは気がつけばミレイのことに頭が飛んじゃいます(好きなんだから仕方ないっスよね)
んで、微妙なのが「○○ニーナ(爆)」と最近イケナイあだ名が付いちゃったニーナの表情。
なんとなく『そういう話はしないでください。ピザが美味しくなくなっちゃいます』って感じなんですよね。
「いや、そんなことよりシャーリーとルルーシュが・・・」(スザク)
哀れリヴァル、ここでも彼の悩みは置き去りです(悪いけど笑うよ(笑))
「放っておいたら?夫婦喧嘩でしょ、いつもの」(学園モードのカレン)
「あれ?君は・・・」(スザク)
根が天然でボケ加減が良い味を出しているスザクですが、 ヘンなところでシャーリー一人暴走のルルーシュ争奪戦の時の話を覚えているんですよね(笑)
まぁ、彼のもう一つの特徴が「空気が読めない」んですよね(笑)
「あぁ、やだ関係ないからね私は・・・」(カレン)
夫婦喧嘩は犬も食わぬ、の故事の通りそんなところに巻き込まれてはかないません。
それにカレンは今はゼロのことで頭がいっぱいなんですよね。
実はカレンの学生証の中に麗しいゼロ様の生写真ブロマイド(撮影者:玉城(笑))が密かに忍ばせてあったりして(笑)
それはともかく、
「どうせ一線を越えようとしたんじゃないの~?」(リヴァル)
「一線・・・」(とたんに反応する○○ニーナ(違っ!))
「ほら、ルルーシュって知識だけで実践は弱そうじゃん」
「実践・・・」(ほほを染めて妄想をたくましくさせてるニーナ(笑))
「経験が足りないんだって」
「経験・・・」(練習しなきゃ、決意を新たにするニーナであった(笑))
それにしてもまったく思考ベクトルが違うのに会話はきれいにマッチしているリヴァルとニーナでありました(笑)
「うぐっ!」(スザクですよ~)
またしてもアーサーから噛まれちゃってるスザクでありました。
「ああぁ、ごはん足りなかった?」(カレン)
「アーサー、どうして君は・・・」(スザク)
そこに体力がないのに妹を捜して無理に走り回って息を切らせているルルーシュが現れます。
「よ~、ルルーシュ、シャーリーにナニやったんだよ」(リヴァル)
「え?・・・いや」(ルルーシュ)
実のところシャーリーの事は問題ですが、今は囚われのナナリーのことで頭がいっぱいでルルーシュも今は生返事が精一杯のところです。
「プレゼントでも贈れば?」(リヴァル)
「それより授業、午後は出ないと・・・あ?」
さすがは親友のスザク、 ルルーシュの焦っている雰囲気にいつも以上のただならぬ雰囲気を感じます(普段もこれくらい察したら人間関係もうまくいくんですけどね(苦笑))
「悪い、あぁ夜の件、後で話そう」(ルルーシュ)
「まぁ~だギャンブルをやっているのかしらねぇ・・・あ?」(カレン)
ルルーシュのただならぬ雰囲気を気づかないカレンの脇で、スザクはルルーシュの元に向かうべく立ち上がっていました。

『ルル、逆立ちして探し回ったらタイムリミットを1時間延長してあげるよ』
まったくマオの言い方は子供じみています。
そしてまた一方的に電話を切ります。
『ち、こちらの焦りはお見通しか。しかしどうする?俺の心を読むためにも500m以内にいるはずなのだが・・・』
「ルルーシュ」
「あ・・・」
考えを深めているとき、不意にルルーシュは声をかけられます。
思わぬところからの声にルルーシュは驚いてナナリーの写真を落としてしまいます。
むろん声の主はスザクでした。
そして、車いすに縛られているナナリーの写真を見られてしまいます。
「それは!やっぱりナナリーに何かあったんだね・・・」
こうして、ナナリーの縛り方に改めて怒りを燃やすルルーシュとスザク二人が共闘することになったのでした(違っ!)


(ロングレビュー中編に続きます)

●コードギアス反逆のルルーシュstage15「喝采のマオ」(ロングレビュー後編)


※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

ルルーシュはマオとの連絡の際、 貸した携帯の録音機能がオンになっていたことに気がつきます(ルルーシュの習慣?それともこの時代の携帯の基本機能かな?)
そこにC.C.がマオの元に向かった理由が会話の中で語られていました。
『ボクだよ、C.C.』
『マオ・・・』
『クロヴィスランドで待っている。一人で来て』(故クロヴィス寄贈の遊園地?)
『ふ、相変わらず一方的だな』
『来てくれないんならルルーシュの正体をバラすだけだよ。彼を抹殺することはいつでも出来るんだけど・・・』
ルルーシュはここで初めて気がつきます。
C.C.はルルーシュを助けるためにマオと対峙する決意をした。
ルルーシュは予感めいたものを感じていました。
あの自らの人間性を否定して非情であると言っていたC.C.がマオを殺せなかった。
そのC.C.が改めてマオを始末することは出来ないと。
そのため、C.C.は窮地に立たされると。
ルルーシュは街に出て、ある場所に向かいます。
『喜べルルーシュ。私とお前はここでお別れだ』
とある場所でハッキング作業をしながらC.C.の強がりな言葉を思い出します。
お互い不器用で(ルルの方がもっと不器用ですが(笑))うまい言い方が出来ない。
助けても表だって言う気はないし言いたくもない。
鈍感なルルーシュがC.C.の行動と想いに気が付いたとき、彼もまた行動を起こしていたんですね。
『まったく、勝手に戻ってきたり出て行ったり・・・。一方的な女は理解しづらいな』
そういいながら作業を続けるルルーシュは毎度お馴染みのセリフを言います。
「バカが・・・」
でもこれってC.C.に対しても言ってるけど、自分に向けても言ってるんですよね。
他人の意識を読めるルルーシュにとって最悪の敵であるマオとルルーシュを直接対峙させることは出来ない。
だから自分が行く。
始末を付けるために。
そんな自分勝手なC.C.の行動に怒りを覚えながらも、それに気がつかなかった自分も腹立たしい。
『何でオレはこんなことをしているんだ?』
ってやや矛盾をはらんだ思いもあると思うんです。
でも、それを肯定している自分もまたいる。
だから行動している。
C.C.を助けるために。

ルルーシュの予感通り、C.C.はマオを撃てませんでした。
逆に返り討ちにあい、右腕を撃ち抜かれます。
「やっぱりC.C.はボクを撃てなかった。C.C.はボクが好きなんだよ」
ある意味、自分の希望通りの展開に事が進んだのでマオは大喜びします。
C.C.はルルーシュに義理立てするようにマオの言葉を全否定します。
「違う!私はお前を利用しただけだ!!」
「何言ってんの?嘘はいけないよ嘘は」
マオは躊躇することなく更にC.C.に引き金を引き続けます。
C.C.と暮らした経験から多少の傷は一時的に行動を止める効果があり、死には至らないと言うことを知り尽くしているようです。
「心配しないで、ボクはわかっているから」
C.C.の苦悶の声をまったく意にも介さないで自分に酔いしれるように引き金を引き続けます。
やはり、マオは異常です。
「C.C.、ボクねオーストラリアに家を建てたんだ。白くてきれいなとても静かな家。 だけどオーストラリアに行くには飛行機に乗らなくちゃいけないんだ。でも、C.C.を飛行機に持ち込むにはちょっと大きすぎる・・・」
その場から離れたマオは何かごそごそとあさっているかと思いきや取り出したのは何とチェーンソーでした(あの木とか伐採するヤツです)
「コンパクトにしてあげる。これならあっという間だよ!」
・・・マオ、狂ってます。
試し切りに近くにあった案内パネルのポールを一刀のもとに切り捨てます。
切れ味バツグン(爆)
「罰のつもりか?私への」
あまりの深手に治癒スピードが進まないC.C.は首だけを動かしてマオに向き直り問いかけます。
しかし、狂喜の論理は違っていました。
「違うよ。違う違う違う違う、違うんだよ。これは感謝の気持ちだよぉ」
・・・C.C.ってマオの育て方を間違えましたね(爆)

『やはりそこにいたか』
マオは意外な人物の声に驚き、チェーンソーも止めてしまいます。
「?!・・・」
その声の主こそルルーシュでした。
『他人の声が邪魔にならない場所を、自ずと位置が絞り込める』
ルルーシュはC.C.とマオがいる場所のすぐ脇にある野外ステージの大型スクリーンに自分を映していました。
「ルルーシュ・・・」
「は・・・」
そのルルーシュをマオは怨嗟の目でにらみ、C.C.少しホッとした表情で見つめていました。
『お前のギアスの有効範囲は最大500m。この東京タワーまでは届かない』
「確かに確かに!でもね、それでどうするつもり?いろいろとハッキングしてがんばっちゃったみたいだけど、 他のオモチャも遠隔操作してボクを襲わせるのかな?それともその達者な口でボクを言い負かすの?」
マオの鋭いツッコミでしたが、ルルーシュはさして気にもとめないで無言でマオを見下ろしていました。
「おおい、今度はだんまりかい?今度はだんまりかい?C.C.が欲しいのならお前も・・・」
そして、ルルーシュはマオの性格を読み取って心理的な揺さぶりに入ります。
『マオ。お前まさか、C.C.というのが本当の名前だと思ってるんじゃないだろうな』
「!・・・」
これはマオに効きました。
痛いところを突かれたマオはC.C.を見ます。
そばで横たわるC.C.は自分を見ずにルルーシュをホッとした表情で見つめている。
C.C.の心が自分に向いていない・・・。
『俺は知っている、本当の名前をな』
「そうなの、C.C.?ボクには教えてくれなかったのに、どうしてあんなヤツに・・・」
『わかっただろ?C.C.はこの俺のものだ。C.C.はな、俺もものなんだよ、マオ』
マオの幼い思考はルルーシュの言葉に激しく動揺し、目の前のことを否定しようとします。
「ちがーう!違う違う違う違う違う違う!!ずっと前からボクだけのC.C.だったんだ!!」
『俺はC.C.の全てを手に入れた。お前が見たこともない部分も含めて・・・全て』
ルルーシュ、これでもかって言うくらいにマオを煽ります(笑)
「ルルーシュぅぅぅぅ・・・」
もとよりプッツンなマオでしたが、 これで完全にキレました(その顔のまた怖いこと(笑))大型スクリーンをチェーンソーで切り刻みながら怨嗟の言葉を吐き続けます。
「出てこ~い!ルルーシュ!こっちに来い!ボクの中に来い!ボクがのぞき見てやる!このぉ、嘘つきーーー!!!」
『マオ、お前の負けだ・・・』
「何言ってるんだ。もういい、ボクはC.C.と・・・」
ひとしきり大型スクリーンを切り刻んではき出すものをはき出したらマオも少しい落ち着き、ここにルルーシュがいないことに気がつきます。
ここにルルーシュはいない、ならばC.C.を連れてここを出て行けば・・・。

マオがそこまで考えたとき、今まで人気はなく静かだったはずのクロヴィスランドに大勢の意識が集まってきたことに気がつきます。
「!・・・」
その思考の奔流がマオに流れてきたとき、マオはあり得ない恐怖に駆られます。
「ルルーシュか?でも距離が・・・それに、いっぱい?」
「そこまでだ!武器を捨て投降しろ!!」
「なんだよあいつら・・・」
マオの目の前に集結したのはブリタニアの警察でした(警官隊とナイトメアポリス包囲網です)
上空には警察のヘリも現れ、マオは完全に包囲されました。
「誘拐犯に告げる。武器を捨て投降せよ」(警察ヘリからの通告)
「け、警察?!誰だ通報したのは・・・」
マオはすぐにその人物を見つけます。
C.C.に歩み寄り大切そうに(お姫様だっこで)抱きかかえる警官こそ、ルルーシュでした。
「!・・・」
「ルルーシュ、なぜここに・・・」
C.C.は驚きます。
500m以上離れている東京タワーからこんなに早いタイミングで駆けつけることは出来ないはず。
マオも驚愕していました。
「嘘だ!だってさっきまでタワーにいたじゃないか!!」
ルルーシュはマオに向けて自分の心の中で答えます。
『お前バカか?録画だよ、今までのは』
「嘘だ!だって、だって喋ってたじゃないか、ボクと!!」
『お前の思考はシンプル過ぎる。心を読めるのが仇になったな』
「ボクの答えまで予想できたって言うのか?ふざけんな、このガキ!!警察に捕まってもな、すぐ出てきてやるっ!!」
独り言を激白しているようにしか見えないマオに対し、警官隊はルルーシュが通報した際に与えた情報「リフレイン中毒患者」 であることを確信していました。
その警官達の思考はマオに対して大きなプレッシャーとなります。
「うるさーい!ボクの悪口を言うなー!」
そして、ルルーシュは形勢逆転のこの状況を余裕でマオに解説します。
『C.C.が教えてくれたよ。お前はギアスをOFFに出来ない。しかし、有効範囲は集中力次第』
「ボクの気をそらすためにモニターを使った?でもなぁ、ボクにはまだお前に勝つ方法があるんだよ!」
つまり、この警官達にルルーシュの正体をバラすことでした。
しかし、マオのその行動はルルーシュの読みの範囲内でした。
そして、ルルーシュはマオに警告しながらC.C.を抱きかかえてその場を離れていきます。
『それをやったときが、お前の最後だ』
頭に血が上っているマオと違い、C.C.はこの後の展開を予想していました。
「待ってくれ、ルルーシュ。ちゃんと話せば・・・」
ちゃんと話してわかってくれればこの状況はあり得なかったのですが、 はやり育ての親としてC.C.はどうしてもマオを放っておけませんでした。
でも、ルルーシュはC.C.のその声を無視して歩みを止めようとはしませんでした。
「何が最後だ!ポリスどもよーく聞け!!そこにいるヤツがテロリストのーーー・・・」
実はその場の現場指揮官である警官自身がルルーシュにギアスをかけられ「テロリスト」 をキーワードにマオを撃つように指示を与えていたのです。
マオは自ら死刑執行のサインを与えてしまったのです。
激しい銃撃がマオを貫きます。
「マオ!」
C.C.は悲鳴のようにマオの名を叫びます。
「・・・ゼロぉ」
それがマオの最後の言葉でした。

警察のヘリでC.C.と共にその場を離れたルルーシュは、C.C.からマオの事を聞きます。
自分に対するマオの妄執の理由を。
「契約したとき、マオはたった6歳で、孤児だった・・・。読み書きも親の愛情も善悪も何も知らなかった。私が与えたギアスの力は、 マオから人を遠ざけた。だから私はマオの親友で恋人で・・・他人だった。私だけがマオにとっての人間だった。・・・世界の全てだったんだ」
力なくマオのことを語り続けるC.C.にルルーシュは気がつきます。
マオにとってC.C.が世界の全てであるなら、逆にマオと一緒に暮らしていた間はC.C.にとってもマオは全てであったと。
マオに愛情を注ぎ、慈しみ、育てた。
ふと思ったんですけど、なぜC.C.が6歳のマオにギアスを与えたのか?
それは孤児であったマオを保護する理由としてギアスを授けたような気がしてなりません。
ひょっとしたらC.C.は寂しかったのかもしれません。
激しい時代を生き抜いてきたC.C.にとってマオとの心おだやかに過ごせた静かな暮らしはかけがえのないものだったと思うんです。
だから、マオを連れて行けなくなったとき、殺せなかった。
彼がその後どんな過酷な人生を歩むかわかっていても・・・。

ルルーシュはマオのことで気落ちしているC.C.に静かに語りかけます。
「C.C.、俺はギアスに負けたりはしない。この力を支配して使いこなしてみせる。この世界を変えてみせる。 俺の願いもお前の願いもまとめて叶えてみせる。ヤツには果たせなかった契約を俺は実現してやる。だから・・・」
励ましでも慰めでもない。
ただ、こう言わねばならないとルルーシュは自分に課したのです。
自分の願いも、C.C.の願いも同じはずなのだから・・・。
「ルルーシュ・・・慰めか?哀れみか?・・・それとも、執着か?」
ルルーシュは凜としてC.C.を見つめていました。
彼は答えを用意していたのです。
それは全ての始まりとなる言葉でした。
「『契約』だ。今度は、俺からお前への」
C.C.はこの『契約』と言う言葉を心地よく聞いていたようです。
「いいだろう。結ぼう、その『契約』」
C.C.は契約の証しとして手をさしのべます。
ルルーシュはC.C.手に触れた一瞬手を止め、そしてぎこちなくC.C.の手を握りしめます。
C.C.もまた握り替えします。
これは心と心で交わした契約。
そして、血の通った約束でもありました。


あははは・・・これまたずいぶん遅れてのレビューアップです(^ ^;)
ホントにごめんなさい(_ _)m

●コードギアス反逆のルルーシュstage15「喝采のマオ」(ロングレビュー中編)

※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

単独行動でマオを捜していたC.C.はその辺のチンピラを手当たり次第はっ倒していました(爆)
で、C.C.は人間業じゃない角度から蹴りを繰り出し、チンピラの首元に蹴りを決め、 そのまま壁に押しつけていました(C.C.ってこういう技も持っていたんですね。中華連邦在住の頃に覚えたのかな? それにしても人間業じゃない足の角度です(笑))
「捜しているのはリフレインの売人じゃない。マオという東洋人だと言っただろう!」
「租界で東洋人って言ったら、後は下働きしかいねぇよ。警察にでも行けってぇ・・・」「警察は嫌いだ」
「じゃぁ黒の騎士団に頼みな。裏ルートなら租界もゲットーも今はあそこが一番強い・・・」
「どいつもこいつも同じ答えを」
「当たり前だろ・・・」
何となくですが、この時のC.C.って、
『マオの一件でルルーシュと仲悪くなったじゃないか!』
って怒りを街のチンピラに八つ当たりのようにぶつけていると思うんですね。
それにしてもC.C.って怖いですわ。
本気でルルーシュと夫婦喧嘩をしたら(笑)間違いなく出だし3秒でノックアウト。
ルルーシュは瞬殺されますね(爆笑)

シャーリーは自分の部屋で探し物をしていました。
「あら、おっかしいなぁ。なんでぇ?」
「さっきから何探してんの?」(ソフィ・・・へたっぴです)
「日記、あたしの。見つかんなくって」
「え?外に持っていたとか?」(ソフィ・・・やっぱりへたっぴです)
「まっさかぁ」
そのシャーリーの日記はルルーシュが持ち出していました。
その日記の中にも自分のことが書かれていたのです。
ルルーシュはその日記に火を付け、燃やしてしまいました。
シャーリー自身の記憶、ルルーシュの写った写真。
そして、この日記。
ルルーシュはシャーリーから全ての自分に関連する情報を取り去りました。
本当は以前以上にシャーリーへの想いが強くなったのに、今自分がしている行動はその逆である。
むろん、必要な行動である。
そして、シャーリーの心に自分は欠片も存在していない。
自分がやったこととは言え、その行動は辛いものでした。

ルルーシュは今や巨大化した黒の騎士団の情報網を使ってマオを探させていましたが、未だ見つかってはいませんでした。
「はい、申し訳ありませんゼロ。マオという男はいまだ・・・」
『そうか』
「京都の情報網を使いますか?」
『いや、関東ブロックだけでいい。網にかかったら私に連絡を』
「わかっています」
『では、また定時に』
マオはルルーシュの手の及ぶ範囲内から完全に消えていました。
しかし、C.C.を狙っていれば必ず現われるはず。
ルルーシュはその時を想定し、作戦を練っていました。
『500m以内に入ればマオに心を読まれてしまう。しかし、それが逆にあいつの手を読む条件になるのだが・・・』
頭の中で作戦を練っていましたが、ルルーシュにとって最悪のギアスを持っているマオに対して打つ手がなく、 腹立たしさのあまり自分の思っていることをルルーシュは口走ります。
「ええい、チェックをかけるにはコマが一枚・・・」
「足りないか?どうやら考えることは同じだな」
その言葉をつなぐ人物が現われます。
租界のマオ探しから帰ってきたC.C.でした。
「そうらしいな」
「我々は協力できると思うが」
「ああ」
しかし、せっかく共闘を確認したばかりの二人に、それを壊してしまう電話がルルーシュの携帯に入ります。
「はい」
「ボクだよ、ルルぅ」
このふざけた電話の主こそ行方を追っていたマオでした。
「そこにいるんだろ?C.C.。二人っきりで話したいんだ、代わってよ」
既にマオからの電話であることに気がついていたC.C.は、険しい表情になっていました。

さて、ここは扇の自宅(かもしくは隠れ家?)
かくまわれていたヴィレッタが目を覚まします。
シャーリーの銃撃で重症を負っていたのですが、命は取り留めていました。
「気がついたか?」
扇は念のため拳銃を手にしていました。
正体がわからず、ゼロのことを口走っていたからです(ただ、 扇はヴィレッタをブリタニア士官と知っていながら匿ったかどうかはわかりません)
「・・・はい」
「どうしてあんなところに倒れていたんだ?君の名前は?」
「私・・・名前?・・・なんだろ?」
「まさか、記憶が・・・ゼロのことは?お前はあの時・・・」
「ゼロって?」
「ああぁ!何やってるんだオレは。裏切るようなまねまでしてこのざまか!」
「だって、わからないのよ・・・」
・・・・・あの~、ヴィレッタさん、胸モロ見えですよ(やっぱ胸デカ!)
コードギアスってだんだんこの手の規制が緩和されてきましたね(役所じゃないよ
(笑))
で、可愛くもヴィレッタは胸をシーツで隠します。
「!・・・なにも」
意外に可愛い反応するヴィレッタにいい年した扇も照れて調子が狂っちゃいます(笑)
「(服を脱がせたことは)すまない。その・・・脱がせるのは目をつむっても出来たんだが、着せるのは・・・でも、部屋は暖かくしたから、 大丈夫かと」
扇さん、焦ってます(笑)
しかし、これが逆にウけたのか、
「・・・よかった」
「え?」
「とりあえずいい人に拾ってもらったみたい」
「ああ?」
あの~、ヴィレッタの性格が完全に変わっちゃってますね(ヴィレッタのニュートラルな性格なのでしょうか?)
この性格変換されたヴィレッタの魅力的な目を潤ませた微笑みで扇さんは完全に墜ちましたな。
脇を固めていた扇さんにもとうとう自己エピソードが舞い込みましたね。
がんばってね、扇さん。
悲恋になっちゃうと思うけど(哀)

ルルーシュの電話でしばらく話していたC.C.は表情が一変していました。
険しい表情から晴れたような明るい顔に(実は少しぎこちない)
「喜べルルーシュ。私とお前はここでお別れだ」
「?!」
これはルルーシュも想像していない言葉でした。
「私はマオとやり直すことにした」
「裏切るのか?」
「何を今更。私はお前と仲間だったつもりはない。ただの共犯者だ」
意見を違え、ケンカをしても心のどこかでは信じていた。
そんなC.C.からの突然の決別宣言。
ルルーシュにとっては衝撃でした。
「待て!!」
「これは驚きだ。それではマオと同じだな」
「・・・C.C.、お前は俺のことを知りすぎている。このまま行かせるわけには行かない」
ルルーシュはC.C.にギアスをかけます。
ギアスを使ってまでC.C.を引き留めます。
C.C.が知りすぎているから引き留めるというのは嘘でしょう。
C.C.がルルーシュから離れても彼の行動を不利にする行動を取らないことはルルーシュ自身よく知っているはずです。
シャーリーを失い孤独感を増しているルルーシュ自身の感情からギアスを使ってでもC.C.を引き留めたかったと思うんです。
ルルーシュの言い方は少々尊大ではありましたが(笑)
「行くな!俺のところにいろ、C.C.!」
しかし、ルルーシュのギアスは、与えたC.C.には効きませんでした。
「・・・私にギアスは効かない。言っただろ?」
「!!」
「安心しろ。お前のことを喋るつもりはない。ギアスもそのままだ。マオだってもう二度とお前の前には現れない。これで障壁はなくなった。 おめでとう、さようなら」
ルルーシュはまた喪失感を味わっていました。
自分の秘密を共有するC.C.までも失った。
しかし、ルルーシュは女性からの好意にはかなり鈍感で、 そのために取っている行動についてはもっと理解できていません(人生経験足りまへんなぁ~)
C.C.は向かいます、マオの元へ。
ルルーシュを守るために。

ルルーシュが大変な目にあっている時、スザクはわりかし平和な時間を過ごしていたりします(笑)
スザクはセシルの言っていたメディカルチェックを軍の病院で受けていました。
担当医は女医さんでした☆
「テストの結果は良好よ。『規律』と『生命』の項目に関しては、ちょっと数値が高すぎるみたいだけど」
「問題になりますか?」
なんかスザクは心配そうです。
規律と生命の項目が高い、つまり人の命に過剰に反応し、自分の行動を律しすぎている。、ってわけですね。
スザクらしいですね(苦笑)
「優秀よ、軍人としては。あなた無意識のうちにお父さんと自分を比較してない?」
「?!」
「それがあなたを規定しているのかもしれないわ。著名な親を持った子供にはよくあることなの。柩木ゲンブ、元日本国首相…… 立派な方だったそうね」
通常の医師の見立ててではスザクの行動原理を父からの影響と見ていますが(実際その面もあるでしょうけど)スザクの悪夢の中にあったものはそんな生やさしいものではなく、 むしろトラウマと言っていいくらいの重く暗い感情でしたね・・・。
それにしてもスザクの後ろに控えていたセシルさんって引率のお姉さんって感じですね(笑)

逃亡中の藤堂達は合流地点にて待っていました。
皮肉な待ち合わせ場所で・・・。
「遅いなぁ、卜部達」
「それにしても皮肉な待ち合わせ場所ですね、柩木首相の慰霊碑とは」
「徹底交戦を唱えていたのに、真先に自決した売国奴」
おお!女性武人である千葉さんが私服です。しかも、スカート姿です!
しかし、アップがありませんでした!(ガッデム!!(笑))
「よせ、それ以上は自決された片瀬少将もを否定する事になるぞ」
本当はゼロが仕掛けたタンカー爆破でしたが、藤堂は現時点では片瀬少将自身の自決行為と思っていました。
そして、遅れてくる卜部達を待っている藤堂達を監視している一団がいました。
『・・・潜伏中の藤堂を発見。各班確保の準備』
『イエス・マイロード』
ブリタニアの手が藤堂達に伸びようとしていました。

C.C.は一方的なルルーシュに対して契約破棄宣言の後、マオに指定された待ち合わせ場所である遊園地に来ていました。
夜の闇が支配している遊園地で一人待つC.C.でしたが突然照明が付きます。
メリーゴーランドなど遊技施設も合わせて動き出し、遊園地独特の気の抜けた子供っぽい音楽まで流れ来る始末。
C.C.はわかっていました。
マオが現れたと。
「C.C.~、君はなんて静かなんだ。君の心だけは読めないよ。やっぱり君は最高だよ」
っとメリーゴーランドの白馬に乗ってのご登場です(マオらしい)
「相変わらず子供だな」
手厳しいC.C.でしたが、C.C.にあえた喜びと執着でそんなことマオは気にもとめません。
「白馬の王子、って言って欲しいなぁ。君を迎えに来たんだからさぁ」
って自分勝手な自己都合を言ってるマオです。
マオって本当に自らのギアスに取り込まれているんですかね?
ギアスは与えられた人間によりその発現が違う。
マオはまだギアスに取り込まれていないように思えるんですよね。
ただ、彼の幼い行動は幼い頃からC.C.だけを見て育った母であり、 恋人と思ったC.C.への妄執とも言える邪恋だけが彼の行動原理のように思えます。
まぁ、もしギアスに取り込まれている結果があるとすれば、それは行動に歯止めがかからなくなっていることぐらいでしょうか?
それはともかく、マオは相変わらず強引にマイウェイな話しぶりでC.C.に迫ります。
「嬉しいだろ?C.C.」
「マオ、前にも言ったはずだ。私はお前とは・・・」
「そんなの嘘嘘。C.C.はボクのこと大好きなんだから・・・」
そして、マオはC.C.の声のを録音したヘッドホンを聞かせます。
『ありがとう、マオ・・・マオ・・・マオ』
それから聞こえるのは確かにマオに愛情を注いでいたC.C.の声です。
C.C.はマオが大好きだった。
しかし、連れて行けなかった・・・。
「やめろ!」

C.C.の脳裏に幼かった頃の純粋無垢で可愛かった頃のマオの姿が蘇ります。
自分だけを見て、自分だけを慕っていた可愛かったマオ。
「うるさ~~~い!」
マオにギアスを授けたとき、巨大な奔流のように人の意識が自分に流れ込んでくる。
わずか6歳のマオには耐え難い苦痛だったでしょう。
C.C.は母親のように優しくマオに語りかけます。
「気にするな。私の声だけに耳を傾けて・・・そうだ。私の心だけが聞こえないのなら二人きりでいるときだけ落ち着けるのなら。 私はいつもお前のそばにいる。あぁ、私はここにいる。だから安心して・・・」
C.C.の絵を一生懸命に描くマオ。
マオに添い寝してくれたC.C.。
慎ましくも一緒に暮らした楽しかった日々が蘇ります。
「C.C.、君だけだ。君だけなんだ、ボクが欲しいのは。ルルーシュなんてどうでもいい。君さえ来てくれれば。」
「やめろ!」
迫るマオについにC.C.は銃を向けます。
育ての親の向けた銃口にマオは驚きます。
「!・・・」
「最初からこうしておくべきだったんだ・・・」
人気のいない遊園地に一発銃声が響きます。
しかし・・・C.C.は優しさを捨てきれなかったのです。


(ロングレビュー後編に続きます)

●コードギアス反逆のルルーシュstage15「喝采のマオ」(ロングレビュー前編)

ぎこちない初めてのふれあい

今回はルルーシュの私闘と言っていいお話ですね。
マオのおかげでシャーリーを失い、またそのマオの生みの親とも言えるC.C.とも関係がぎくしゃくしてしまう。
そして、マオの一件を通してルルーシュとC.C.がお互いを見直し、改めて『契約』を交わします(雨降って地固まる、 ってところですね)
今回C.C.はかっこよくて、また可愛かったりしますね☆

※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。  

今のルルはちょっと怖いわ・・・(笑) ルルーシュは帰りの電車の中、 シャーリーを失った怒りから強い口調でC.C.を問いただしていました。
「まず確認したい。お前はオレの敵か?味方か?」
「何を今さら・・・」
いつもならルルーシュの言葉を鼻先であしらうC.C.でしたが、シャーリーを失ったルルーシュの怒りが本物であり、 またマオに関して責任を感じているようでC.C.はルルーシュに勢い負けしています。
やっかいなヤツが相手だ 「あのマオという男、他人の考えを読み取るギアスを持っている、それでいいのか?」
マオのギアス能力を確認するための質問でしたが、ルルーシュの眼差しは疑惑を持ったままでした。
「そうだ。ギアスの発現の仕方は人によって異なる。マオの場合は集中すれば最大500m先の思考を読むことが出来る。 その気になれば深層意識まで読み取れる。頭で戦うタイプのお前では最悪の敵だよ」
この電車代って黒の騎士団持ちなのかな? 「500m・・・まぁ、想像はしていたが、オレ以外にもギアスを使えるヤツがいるって事か。 アイツもお前と契約したのか?」
「11年前に・・・」
「ふん、大先輩ってわけだ。で、その大先輩はオレの敵か?」
「マオの目的は私だ。敵とは言っても命を狙ったりは・・・」
「それはわかっている。だったらゼロの正体を軍か警察に教えればいいんだからな・・・」
しかし、マオはその範疇から越えた行動を起こしていた。
許せないことを・・・。
このお礼は必ずさせてもらうぞ 「なのにシャーリーにだけ・・・アイツの能力条件は?」
ルルーシュは勝つための情報収集をしていたのですが、 さすがのC.C.もかつて自分が生み出したギアス能力者であるマオの弱点を教えるのには少しためらいがあるようです。
いつもより少し口が重い感じです。
「マオのギアスは強い。お前のように回数制限も目を見るとかの制約も一切ない」
「弱点はないのか?」
作画のおかげか同じ衣装なのに可愛いC.C.髪型も良い感じです伏せ目がちも良い感じ(もはや何でもありか?(笑))
これも言いづらいのかC.C.は伏し目がちにマオの弱点を伝えます。
「強いて上げれば、マオは能力をOFFに出来ない。常に周囲の心の声が聞こえてしまう。本人が望もうと望むまいと・・・」
ちょっと気になったのですが、C.C.のファッションって前回と同じ、今ひとつ似合っていない、可愛さも感じなかったファッションなのに、 今回は可愛いんですよね。
よく見れば今回のC.C.って心もち可愛く描いてある感じですね。
キャラによってファッションも違って見えるんですね(実は髪のボリューム感もちょっと違ったりします)
可愛い子には何着せても可愛いってか(実感)

さて、その話題となっていたマオは何を考えたのか、果てまた情報収集のためなのか人が大勢いる図書館にいました。
静かであるはずの図書館ですが、 私語が出来ない分みんな心の中でつぶやくものですから先の話で出たようにマオのギアス能力に大勢の心の声がそれこそ波のように絶え間なく押し寄せてきます。
その状況にたまらずマオは脂汗をかいています(やっぱこの人アホや(笑))
で、マオのやった対策はC.C.の優しい声をまとめた音源のボリュームアップでした(なんかいきなし原始的な感じ(笑))
「わかってるよマオ・・・安心しろマオ、私は死にはしないさ・・・マオ、マオ、起きたのか?マオ・・・」
そのC.C.の優しい声に安堵するマオでしたが、
題して「妄執のマオ」ですな 「C.C.、やっぱり君じゃなくっちゃ・・・待ってて、今会いに行くよ・・・」
C.C.への執着を強めていました。
C.C.って唯一マオの心の読めない人物なんですね。
だから前回のケーブルカーでのC.C.の動きが読めなかった。
人の群れの中では生きていけないマオにとって唯一心の平安を求めることが出来たのがC.C.なんですね。
だからこそ、マオにとってC.C.はなんとしてでも手に入れたい最高の伴侶なんですね。

平静を保ちつつも監視の目を怠らないルルくん ルルーシュは自宅であるクラブハウスに帰っていました。
今はナナリーと二人きりの食事です。
しかし、これもルルーシュの作戦でした。
「マオがオレの思考を読んだとすれば、一番の急所を狙ってくるはずだが・・・」
つまり、ルルーシュ一番の急所は妹ナナリーの存在。
可愛い子でお兄ちゃん子はとても嬉しかったりします☆ ルルーシュはクラブハウス全体に監視カメラを張り巡らし、 愛用のパソコンに常時表示させて食事中も監視を怠りませんでした。
「お兄様と二人きりなんて久しぶり」
「咲世子さんにもたまにはたまには休んでもらわないとな。今日からはしばらく家にいるよ」
荒事が起こる可能性がありますから咲世子さんも一時避難という意味でしばらくお暇を出したんですね。
なんだかもの凄い数の監視カメラ網ですね 「お兄様、最近家を空けてばかりでしたものね。何か面白い遊びでも見つけたんですか?」
「まぁね、今度の相手はちょっと手強くて・・・!」
自室にいるC.C.が監視カメラを見つめていました。
ルルーシュに用事があるようなそぶりで。
「お兄様にそこまで言わせるなんてどんな方でしょう。シュナイゼル兄様以来じゃないですか?」
ピザの追加注文か?(違っ!) ん?C.C.? ナナリーは我が身の危険を知らず、ただ懐かしい話をしていました。
それにしてもナナリーの記憶が混濁しているのか、それともただの天然さんなのか(笑)ユーフェミア殿下に会いたいと言えば、 今度はシュナイゼルの話をしている。
ナナリーについては何か話に一貫性を欠くところがあります。
これがシナリオ設定ミスでないように・・・。

このぬいぐるみ、意外と抱き心地が良いぞ(笑) ルルーシュは自室にてC.C.とマオ対策について話していました。
「それで?」
「確かにお前の妹を守る事は必要だが、待っているだけでは・・・」
「黒の騎士団に捜させている」
「ゲットーではなく東京租界にいたらどうする?時間の無駄づかいだ。そんなことより私を囮に使え。マオの目的は私だ。私が・・・」
いつになくC.C.は自分から積極的に行動を起こそうとしています。
しかも自分を囮にまでしようとして。
シャーリーの一件で申し訳ないと思っているのか、マオについて責任を感じているのか。
ギアスの取説いる?(笑) 俺はまだギアスの全てを知っちゃいない しかし、ルルーシュは話題を変えてしまいます。
「なぁ、ギアスを使い続けるとオレもああなるのか?」
「あ・・・」
「それとも、お前との契約を果たさなかったからああなったのか?」
契約する前に聞かなかっただろ?・・・そうでした(ルル) 「使う内に、ギアスはその力を増していく。 克服できない者は自らの力そのものに飲み込まれていく・・・」
ルルーシュの絶対遵守のギアスは強力です。
克服できなければその力に飲み込まれてしまう。
その恐ろしい事実をルルーシュは後になって知らされたわけです。
「それを知ってて、契約を持ちかけたのか?オレにも、マオにも」
「そうだ」
飼い主に責任はありません(をぃ!) 捨てられた子犬が大きくなって戻ってきたんだぞ! 「ひどい女だ。追いかけるやつの気が知れないな。マオは契約を果たせなかった。 だから捨てたのか」
そう問い詰められたとき、C.C.はお気に入りの(ピザハットの)ぬいぐるみを抱きしめ、眉をひそめるだけでした。
「契約の内容は?」
これにC.C.は目を背け、回答拒否の姿勢を取ります。
お前の不始末のおかげで、俺はシャーリーを!そういうな、あれは私の心の傷でもあるんだぞ?「お前は卑劣だ!捨てるときになぜ始末しなかった。力を奪うなり、命を奪うなり、 その中途半端なせいでシャーリーは!!」
ルルーシュは怒りにまかせてそばのチェス盤のコマを払い落としてしまいます。
何となくですが、C.C.は状況としてマオを捨てざるを得なかったのではないかと思うんですね。
マオの開花したギアスはC.C.の望む契約を果たす類の物ではなかった。
目的を果たすこともできず、殺すこともできなかった。
また、情もあった。
望んで捨てたのではなく、連れて行けなかったのではないかと。
一方的に言われていたC.C.もマオを連れて行くにいけなかった辛い思いを悪し様に言われればムッと来るものでしょう。

別居確定?これで一人でベッドで寝れる☆(笑) それにしてもタイトな拘束衣ですね シャーリーの一件を引きずっている感情的になってしまっているルルーシュにこれ以上議論を重ねても意味がない。
また、自分が抱えている秘密もある。
C.C.は状況を打開するため単独行動を行なうことを決めます。
「マオに関しては別行動を取るべきだろうな。今日から隣の棟に移る」
「隣?生徒会や文化部の部室が・・・」
「そんなことは知らん。後処理はそっちで何とかしろ」
ルルーシュが怒り、C.C.も返す刀で怒ってしまいケンカ別れとなってしまいます(ん~、夫婦喧嘩ですな(笑))
こうして、ルルーシュとC.C.の別居生活が始まったのでした(笑)

何気ない仕草が人気のスザクくん(笑)スザクの着替えににんまり気味のセシルさん(笑)スザクはランスロットの調整も終え、学生服を着ながらセシルの話を聞いていました。
「メディカルチェック?」
「ナイトメアのパイロットには義務づけられてるの」
スザクを見ているセシルの瞳は本当に優しそうですね。
誰かをスザクに被せて見ているのか、それともスザク自身を見ているのか、ちょっと微妙です。
「わかりました」
「じゃ、明日学校が終わったら」
「はい。ああぁ、セシルさん。ユーフェミア皇女殿下に会う方法ってありますか?」
「え、会いたいの?」
まぁ、会いたがっているのはニーナですが(苦笑)
ん?ってことはスザクは本当にユフィと逢っていないんですね。
人目を忍んでユフィと逢っているかと思っていたんですが、まぁスザクもルルーシュ同様恋に関しては朴念仁ですからね(笑)
「無理でしょ。謁見は騎士候以上だからねぇ」
っとその方面には詳しいロイドが事実をいつもの調子で話します。
あ、人脈発見!(笑)「伯爵閣下ならお出来になるんじゃありません?」
「ボク・・・?」
「ええ」
「はぁ・・・ロイドさんって伯爵だったんですか?!」
・・・ロイドさんって意外に偉い人だったんですね(笑)
「あはははは、いやぁお恥ずかしい」
「本当の貴族よ。遊びと仕事の区別が付いていないの」
まぁ、自分の爵位を自慢しないのがロイドの良いところですねロイドには意外に手厳しいセシルさんですって付き合いが長いとは言え、上司をこういう風に言うなんて。
  ひょっとしたらセシルとロイドって大学あたりの研究室以来の付き合いなのかもしれませんね(ED参照のこと)
「はぁ・・・」
なんとも気の抜けた驚きのスザクです コードギアスの世界ではブリタニアの上流社会は貴族社会でもありますからいわゆる平民出のスザクとしてはただ驚くばかりですね(気の抜けた驚き方ですが(笑))
なにせ貴族はその権威を振りかざすばかりだと思っていたのに、こんなそばに貴族がいて、 その権威を笠に着ることもなく分け隔てなく付き合ってくれているのですから。

アッシュフォード学園のクラブハウス玄関前でルルーシュとミレイが立ち話をしていました。
「数日でいいんです。しばらくの間、クラブハウスを立ち入り禁止にしてもらえれば・・・」
やっぱりルルの秘密を知っていたミレイ バレてませんよ 「そりゃあできないことはないけど・・・。ねぇ、まさか皇子だってこと・・・」
やはりミレイはアッシュフォード家の人間としてルルーシュの正体を知っていましたね。
「バレてませんよ。俺が生きていることを知っているのは、アッシュフォード家だけですから・・・」
アッシュフォード家とマリアンヌのその子供達(ルルーシュとナナリー)との繋がりは続いていたんですね。
いや…それは…専門外です(爆) あたしのこと貰ってくれる? しかし、今やアッシュフォード家はちょっと斜陽気味です。
「アッシュフォードねぇ~」
「ん?どうかしました?」
「ルルーシュ、私またお見合い。・・・今度は逃げられないかも。・・・ねぇ、どうすればいっかな~」
「いや、それは・・・」
ルルくんマジで困ってます。「それは専門外です」って言わんばかりの(笑)
雰囲気的にはミレイが「私をもらってくれない?」って言ってるようにも聞こえるんですけどね(笑)

この声は、シャーリー・・・ ルルのおかげで元気になったシャーリー・・・ しばし会話に間があいた後、辛い再会が待っていました。
ルルーシュの記憶を抹消されたシャーリーとの再会です。
「会長ーっ!」
「シャーリー?!朝練復活すんの?」
「はい、今日からまた。落ち込んでてもしょうがないし」
「んふふふ、私も見習うかな、その行動力」
なんて声をかければいいんだ・・・ ここまでは女生徒同士の仲の良い会話でしたがシャーリーはルルーシュに気がつきます。
もちろん見知らぬ人として・・・。
「何言ってるんですか、会長のほうが・・・。ん?あなた、この間の。うちの学校だったんだ」
慰霊碑の前で話した事ですね・・・。
これは、ルルーシュにとって本当に辛い 「何ふざけてんの?」
「同じクラスだろ?」
ルルーシュは整合性を取ろうとしますが無理ありすぎです。
「えっ!?そんなはず・・・ん~、あれ?」
・・・本当に勘弁してくれ 「・・・もういいだろう」
これはルルーシュ自身がたまらなくなったんですね・・・。
うまいタイミングでシャーリーは同じ部活の部員に呼ばれます。
「シャーリー!始まっちゃうよ~」
「今行くーっ!じゃ会長、また」
ルルーシュにとっては助け船ですね。
「・・・今の何?」
そりゃそ~です。
他人プレイ? これも俺の選んだ道だ。受け入れるしかない・・・ 寝ても覚めてもルルーシュの事ばかり考えていたシャーリーの他人行儀はビックリを通り越して異常とミレイには映ったはずです。
「ちょっと喧嘩して・・・」
「で、他人ゴッコ?・・・可愛いプレイだね~」
ちょっと無理のある理由ですが(苦笑)
「悪いけど、合わせてくれますか、ほとぼりが冷めるまで」
シャーリーの笑顔がかえって痛い 「まっいいけどさ~。長引きそう?」
「えぇ・・・たぶん」
死ぬまでね。
ルルーシュの記憶を失ったシャーリーの学園生活での整合性をどう取るのか?
非常に気になっていたのですが、他人ごっことは・・・。
クラスの中での行動や生徒会での活動もあるし、これはちょっと無理のある展開ですね。

(ロングレビュー中編に続きます)

2007年1月28日

●コードギアス反逆のルルーシュstage14「ギアス対ギアス」(ロングレビュー後編)


※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

オレが・・・負けた ケーブルカーの中のチェスは終局を迎えていました。
「バカな・・・このオレが・・・」
事実上、ルルーシュの負けです。
チェスには絶対的な自信を持っていたルルーシュはプライドをずたずたにされます。
しかし、これもまたマオの心理作戦だったのです(ただ、ルルーシュの心理を揺さぶるだけの作戦ではありましたが)
ボク、勝っちゃったネ 「これ、ボクの勝ちでいいのかなぁ」
ケーブルカーが頂上の終着駅に着いた衝撃でチェス盤のコマが弾けます。
跳ねたチェスのコマはまるでルルーシュの心理を表すかのようにバラバラでした。
『オレが完璧に読み負けるなんて・・・何者だこいつは』
ルルーシュの頭の中の思考とまるで会話するようにマオは言葉をつなぎます。
C.C.を知っている?! 「聞いていないのC.C.に?」
「?!・・・!」
ルルーシュはマオの口から出たC.C.の名前をキーワードに思考を巡らせ、人外の要素も加えてマオの正体を考えますが、 それもまたマオに読まれていました。
しかも両目がギアスだよん 「さすがだね。ボクの正体について一瞬で14の可能性を考えつくなんて・・・ しかもそのうちの一つは大正解」
バイザーを下げたマオの瞳にギアスがありました。
ルルーシュは驚愕します。
行動が素早いルルーシュ 「ギアス能力者!!」
ルルーシュは驚くと同時にマオにギアスを仕掛けますがマオはバイザーで目を隠します。
「おっと、君のギアスは相手の目を直接見なければ使えない。そういうルールも全部わかっちゃうんだよね」
「思考を読んだ?!」
「そういうギアスなんだよ、ボクのは」
回転の速いルルーシュの思考はシャーリーの事を一瞬で考えます。
マオは自分の秘密を知り、シャーリーのことを知る。
マオは怪我一つしていない。
血を流したのはシャーリーで、撃ったのはマオであると。
ルルーシュに銃を向けるシャーリーでした ルルーシュの視線の先にいたのは・・・ 「シャーリーを撃ったのか?!お前が!お前がシャーリーを!!」
「まさか」
余裕で答えるマオの後ろ、ケーブルカーの外にシャーリーが現れました。
「シャーリー・・・」
タイミング良く現れたシャーリーにルルーシュは安堵するよりも早く尋常ならざる状況に陥ったことを感じていました。
「さてと、罰ゲームを始めようか・・・」
余裕のマオの向こうにいるシャーリーはルルーシュに銃を向けていました。

良いことないかなぁ~ あ、良いもの拾った(爆) 同じ頃、扇は昨夜戦場となった港の岸壁で一人物思いにふけっていました。
昨夜いつになく違和感を感じたゼロのことについて。
「ゼロ、昨日の君はらしくなかった・・・どうしてそんな気がするんだろう・・・あ」
地面に転々としている血痕。
それを追ってみるとテトラポット(消波ブロック)に隠れるように血だらけの女性が倒れていました。
それにしてもヴィレッタの胸デカ!(笑) 「大丈夫ですか!しっかりして、おい、君!・・・生きてる」
テロリストをしててももともと根が優しい扇はその女性を助けてしまいます。
その女性はシャーリーから撃たれて辛くも逃げ延びたヴィレッタでした。
ヴィレッタはうわごとをつぶやきます。
ヴィレッタって結構重症だったんですね 「そうか・・・お前が、ゼロを・・・」
怪我をしてその上うわごとにゼロのことをつぶやく女性。
扇はヤバイ相手であることはわかっていました。
しかし、彼は怪我をしている美しい女性を見捨てることなど出来ませんでした。
その優しさが仇になるとわかっていても・・・。

悲しいくらいに銃の構えが決まっているシャーリー ケーブルカーの終着駅の階段でルルーシュは上で銃を構えるシャーリー、下には演出 兼 野次馬を決め込んでいるマオに挟まれていました。
「シャーリー・・・その銃は」
「うん、ゼロの・・・ルルの銃だよ」
シャーリーはうつろな目で銃をルルーシュに向けていました。
ただ、悲しい表情で。
「使いなよ、ギアス」
「・・・」
ルル、まさにどうにもならない状況
「まだ彼女にはかけたことないはずだろ?」
「・・・」
こいつ、楽しんでいる・・・ 「最もそんなことをしたらすぐに撃っちゃうけどね」
前後を銃に挟まれてルルーシュは身動きが取れません。
今できることはこの状況を脱する方法に考えを巡らせることだけ。
『読めるのは表層だけか?・・・オレみたいにギアスを使う条件はあるのか?タイムラグ、持続時間は?・・・そもそも目的は何だ? オレを殺すつもりなら・・・』
それにしても、今回横長カットも多いぜ(笑)
「ほーら、考えなよ。お得意の策略をさ。くるくるくるくる~って」
「黙れ!!」
しかし、その思考過程もマオには筒抜け。
身動きも出来ず、考えることも出来ない。
身一つのルルーシュは絶体絶命の状況に追い込まれていました。
これこそC.C.が懸念したルルーシュのマオに勝てない理由でした。
「泥棒ネコにはこういう死に方が相応しい」
『泥棒ネコ』ルルーシュにとって意外な言葉が投げかけられ、ルルーシュがマオの真意を計りかねていましたが、 その真意を問いただす前に今度はシャーリーが絶望的な言葉をかけてきます。
無理心中はいけません 「ルル・・・死んで・・・。罪を償おう。私も一緒に死んであげるから」
「何?」
「彼女も撃っちゃったんだよ、もう一人の目撃者を。キミの秘密を守るためにね」
「じゃあ、あの血痕は・・・」
ルルーシュはあの夜の自分が気絶していた間の状況を初めて知ります。
シャーリーが自分を守るためにもう一人の目撃者を撃った。
しかし、ここにいる全員、そのもう一人の目撃者ヴィレッタが生き延びて扇にかくまわれていることまでは知る由もありませんでした。
もう、こんな思いするの辛いの・・・シャーリーは操られている!「もう終わりにしよ、ルル」
「そうそう。罪には罰をね」
「貴様、シャーリーを!!」
ここでルルーシュは気がつきます。
なぜシャーリーが自分に銃を向けているのか、マオの言いなりになっているのかを。
『?!思考が読めれば人を操り、誘導するのは容易い』
「ん~その通り」
「騙されるなシャーリー!あいつは!!」
ルルーシュは出来る限りの言葉を費やしてシャーリーへの説得を試みます。
「おいおい、君のほうだろ?彼女を騙していたのは」
しかし、マオがルルーシュの言葉とシャーリーの気持ちを引っかき回します。
「やめて!!」
「人殺しが罪だというなら、罪を重ねるな」
「うま~い!ものは言い様だね」
全部アイツが悪いんだ!(笑) マオはルルーシュとシャーリーの意識の中に割って入り、二人の会話を邪魔し続けます。
「本当に殺したのか?あいつにそう誘導されただけじゃないのか?」
「彼女は自分で気づいたのさ。隠し続けることに意味なんかないって」
「そんなことはない!シャーリー!!」
黙って!・・・今、マジで狙ってなかった?(笑)「もう黙って!!!」
自分の意識の底を見透かすマオと、一心に言葉をかけるルルーシュの言葉がたたみかけられ、 混乱の極みに達したシャーリーは手に馴染んでしまった銃の引き金を引いてしまいます。
「うあっ・・・」
シャーリーの撃った弾はルルーシュをわずかにそれましたが、銃撃の風圧はルルーシュをよろめかせるには十分でした。
こぼれ出る『思い出』 その時、ルルーシュの内ポケットから写真がこぼれ落ちます。
シャーリーが密かに集めていたルルーシュとの思い出の写真。
今回のスタントはきついよ(苦笑) そして、ルルーシュは後ろ向きに倒れ、マオの方に落ちていきます。
シャーリーは階段に散らばった思い出の写真を見て楽しかった日々の思い出が胸に蘇ってきます。
写真に刻まれた数々の思い出。
その思い出が先ほどまであったシャーリーの殺気を打ち消してしまいました。
散らばった写真・・・ だって思い出は楽しかったから・・・ 「何を躊躇っている?そいつはキミの父親を殺したんだぞ。殺せ!そいつはタダの人殺しだ」
「でも・・・」
マオは人の心を読み、人を操ることは知っていますが、その実彼は人というものをよく知らないのです。
人の感情は一本道ではない。
人の内なる感情は複雑に絡み合い、矛盾を内包する。
それが人を憎み、許し、許容し、人は関係を築いていく。
マオは人を知っていますが、人と人の繋がりは知らないのです。
それが人の心の読めるマオの弱点でした。
「シャーリー!!」
「私・・・私は・・・」
なんかうまい具合に外れるシャーリーの発砲でした(苦笑) 今度はマジでボクが殺されちゃうよ 「何だよ、この女。考えがぐちゃぐちゃだ。もういいやボクが・・・」
ルルーシュに銃を向けようとしたマオにシャーリーは発砲してしまいます。
ルルーシュを守るために。
「やめて、やめてっ!!」
シャーリーは父を殺された憎しみを越えて、今目の前にいるルルーシュへの想いと自分の罪の意識に感情が錯乱していました。
「わかった、わかってるから。あとは2人でご自由に」
それはマオでも誘導できないくらいに混乱したものでした。

マオがケーブルカーの中に入った後、極度の緊張感が途切れたシャーリーは気を失いかけます。
「シャーリー!!」
あ、終わった・・・ルルーシュ・・・
シャーリー!!姿勢を崩しつつもルルはシャーリーを抱き留めます
ルルーシュはしっかりとシャーリーを抱き留めました。
マオはケーブルカーの中で何やら準備をしていました。
手にしていたのはライフル。
おわ!なんか動き出した!! 「なんだよ、ドラマチックにしてあげたのに。二人まとめて・・・」
殺すつもりでした。
しかし、その時ケーブルカーの扉が勝手に閉まり、ケーブルカーはそのまま降りて行きます。
「!・・・誰だ!ボクが気づかないなんて・・・まさか!!」
マオ、お前とは会いたくなかった・・・ その瞳は複雑な悲しみがありました マオはやっと見つけます。その恋い焦がれた愛しい人を。
その人こそ、C.C.でした。
ただ、この時のC.C.はケーブルカーの外から威嚇の意味で銃をマオに向けていました。
しかし、マオはそんなこと意にも介さず、
「やっぱりそうか。ようやく逢えた。君に、本当に君に・・・」
C.C.をしっかり見たい、その声を直に聞きたい。
そんな思いでマオはバイザーと常時身に付けていたヘッドフォンを外します。
そのヘッドフォンから漏れ聞こえてくるのはC.C.の声。
マオとの過去とは・・・ 「・・・起きたのか?マオ・・・すまなかったな、マオ・・・そうだ、マオ出来るじゃないか・ ・・ありがとう、マオ・・・」
そのC.C.の声は慈愛に満ちた、まるで母親のような優しさがありました。
「そういう格好も素敵だね、C.C.。C.C.、逢いに行く。すぐに逢いに行くから。必ず、必ずぅ!」
少し幼いものの言い方をしているマオでしたが、C.C.を見た瞬間に、それが顕著に現われていました。
そうまでして私が恋しいのか・・・ ひょっとすると、マオがギアスを授かったときは幼かったのかもしれません。
また、C.C.はマオの育ての親なのかもしれません。
マオの一方的な想い方に、そう思えてなりません。
「マオ、お前が人の群れの中に出てくるなんて・・・」
マオの登場は、C.C.を激しく動揺させるものでした。

終わった・・・終わったんだよ 一難去り、ルルーシュとシャーリーはやっと話し合う機会に恵まれます。
これが、二人の最後の会話となります・・・。
「シャーリー、もういいんだ、もう・・・」
「ルル、わたし人を撃っちゃったの。だから・・・」
シャーリーがこんなに愛しいなんて・・・ 「俺のせいだ・・・。シャーリーは悪くない」
ルルーシュは思わずシャーリーを強く抱きしめます。
元が鈍感なルルーシュは初めて知ります。
シャーリーが自分にとってこんなにも愛おしいことを。
そして、自分にとってかけがえのない人であったことを。
ルルを撃っちゃった・・・オレは生きてる!「ルルのことも撃った」
「俺は生きてる」
「でも、ルルを撃ったの!」
「俺が許す、君の罪を・・・全部俺が・・・」
「優しくされようとした」
「何がいけない!」
「お父さんが死んだのに・・・」
忘れるんだ全てを・・・ シャーリーの小さな肩を抱きしめながら、 この少女の背負った辛い思いをルルーシュは我が身のこととして受け止めます。
「忘れるんだ。嫌な事は全て忘れてしまえばいい」
ルルーシュは覚悟を決めます。
C.C.の言った、
『本当に失いたくないものは、遠ざけておくものだ』
そうすることを。
そんなの・・・いや 「できないよ!」
「できる!・・・俺が全部忘れさせてやる」
シャーリーはルルーシュが異能者であることもこの時点で知っていました。
「?!・・・まさか」
「シャーリー、お父さんのことはすまなかった。・・・もし生まれ変わる事ができたら・・・君に・・・」
ルルーシュはしっかりと両目でシャーリーを見つめ、最後にギアスの左目でシャーリーを見つめます。
左目がギアスの赤い色に染まった瞬間、シャーリーは我が身に起こる悲しいことに気がつきます。
生まれ変われたら今度こそ君と・・・
「ルル?・・・ダメーっ!!」
ルルーシュは初めて、贖罪の意味でギアスを使います。
シャーリーを苦痛から解放するために。
自分にまつわる全てのことをシャーリーの記憶から消し去ります。
記憶とは、思い出と同義語です。
シャーリーの想いは・・・こうして消えました
そして、思い出とは共有するものです。
シャーリーの記憶から自分が無くなったとき、ルルーシュは自分の中の何かが失われたことを感じていました。
今まで感じたことの無かった喪失感の中で、見知らぬ他人となったシャーリーと少しだけ会話をします。
ギアスの後遺症とも言える前後の記憶消失の中、シャーリーは慰霊碑の前に立っていました。
辛い会話です 振り返ると知らない同じ年頃の少年が暗い面立ちで立っていました。
むろん、ルルーシュです。
シャーリーから見知らぬ人となったルルーシュに声をかけます。
オレはまた、大切なものを失った・・・ 「あの、あなたもご家族を亡くされたんですか?」
「いえ、家族ではなく友だちを・・・そう、たぶん大事な・・・」
自分でやったこととは言え、愛しい人とのこの会話に打ちのめされていました。
少し、放心状態でもあるようです。
記憶を失ってもシャーリーは優しい・・・ 忘れるって、辛いものだな・・・ 「そうですか・・・」
「無くしてから、初めてわかることもあるんですね。自分がどれだけ彼女の笑顔に救われてきたかって。もう、あんな風に口げんかすることも、 笑い逢うことも出来ないんだな、って」
「好きだったんですね、その人のこと・・・」
「・・・今は、もうわかりません」
暗い夜ばかりじゃありませんから・・・ 「朝は来ますよ」
「え?」
「私、さっきまで何しにここまで来たんだかわかんなくなっていたんですけど、もしかしたら何か区切りを付けたかったのかもしれません。 そりゃ、忘れることなんてできっこないし、悲しいことっていっぱいあるけど・・・でも、朝は来るじゃないですか。 だから無理して押さえ込んでも・・・」
ルルーシュは感じていたと思います。シャーリーの優しさを。
『彼女はオレの記憶を失ってもオレを励ましてくれる。オレはそんな彼女を失った』
ありがとう ルルーシュがそう感じてると思えるんですよね。
だから、通じなくても良い、一言お礼を言いたかったんだと思います。
だから、
「・・・そうですね。俺もそう思っています。・・・今までありがとう」
「え?」
最初の目標に歩みを進めれば進めるほど、得るものがあると同時に、また失っていくものもある。
それは時として、我が身を引き裂かれるような辛さを伴ったものもある。
ルルーシュはそんな自分の選び、歩み続ける道の過酷さを味わっていました。

そして、ルルーシュはまた孤独な戦いに戻るのです



相当遅れましたが「stage14『ギアス対ギアス』」のレビュー、完成しました。
さっそく次の「stage15『喝采のマオ』」に取りかかっています。
これを終わらさねばレビューアップ遅延の連鎖から抜け出られなくなりますから。

そういえば、今回のスポンサーカットの背景に屈託無く笑ってるシャーリーの絵が使われていましたね。
ルルーシュが好きだった彼女の笑顔にはもう逢えない。
そんな想いが番組の隅々にまで及んでいる。
コードギアスのスタッフの皆さまってホント木目の細かいお仕事をされてますね☆

●コードギアス反逆のルルーシュstage14「ギアス対ギアス」(ロングレビュー中編)


※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

いきなり運命に振り回されっぱなしのシャーリー シャーリーは成田にいました。
ブリタニアの国力を示すように既に立派な慰霊碑が建てられていました。
ただ、シャーリーがここに来たのは亡き父を思うこともありましたが、 日常から逸脱してしまった我が身とルルーシュのことを考える場所はここしかなかったのです。
シャーリーにとって全ての不幸の始まりである成田連山に。
シャーリーは思い詰めていたのでしょう。少し憔悴した面差しになっていました(ルルーシュの銃も持っています)
ひょっとしたらシャーリーは待っていたのかもしれません。
他でもないルルーシュを。
友人にしたくないキャラですな(苦笑) 『ルル、どうしてこんなことを・・・』
しかし、現れたのは別の人物でした。
「さぁ、どうしてだろう?立派な慰霊碑だね。シャーリー・フェネットさん」
『誰?』
現れたのはバイザーを付けた謎の男でした。
そして、シャーリーは既にその男の術中にいました。

玉城は酒を引っかけてます 黒の騎士団の拠点である大型ビークルが移動していました。
そこでは幹部メンバーが先の戦いを振り返りながら雑談をしていました。
「おっしい事をしたよなぁ、もう少しで」(玉城)
「次は白兜もまとめて倒すから」(カレン)
「気にするなって」
「そうそう、玉城なんかすぐやられちゃって」
成田連山での戦い同様、前回もブリタニア軍相手に善戦したため終始和やかな談笑がすすみ、話にも花が咲きます。
扇なりに正義があるからこそ悩むんですね しかし、一人扇だけが暗い面持ちで自分の中に渦巻く疑惑から離れられないでいました。
「解放戦線の船、どうして爆発したのかな?」(扇)
「自爆だろ?」(玉城)
「連絡はしたんだよな?『助けるから』って・・・」(扇)
「そのためにゼロが動いたんじゃないか。あ、顔を見るチャンスだった?」(玉城)
この前髪って戦闘中結構邪魔なのよ(笑) 「まさかゼロを疑ってるんじゃ・・・」(カレン)
「いや、でも・・・」(扇)
他のメンバーと違い、ゼロと直接無線で話していた扇は日本解放戦線自爆の後のタイミングの良いゼロの反応に違和感を感じていたんですね。
「あまりにもタイミングが良すぎると・・・もし、あれがゼロの仕業だとしたら・・・どうするつもりです?」(ディートハルト)
ディートハルトは扇を除き自分がゼロの思考に近いところにいるという自負を持っています。
この連中、ゼロを理解していないな・・・ また、ゼロ以外この黒の騎士団はある意味「烏合の衆」である事にも気がついています。
頭のない戦うだけの集団であると。
ゼロの名誉も守るカレンだったりします 「何?その言い方・・・」(カレン)
カレンは物腰がおだやかでも挑発的な発言を仕掛けてきたディートハルトに怒りを覚えます。
ゼロを敵視するものはカレンの敵ですから。
「おい、ディートハルト。この前は怖くて逃げ出したらしいな。チキンなブリキ野郎が、オレ達幹部に向かってタメ口きいてんじゃねぇ」 (玉城)
一人喜んでスキップしていたとは言えないしね(笑) 「戦況の把握に努めただけです。扇さんの認めてくれましたが」(ディートハルト)
「え?」(カレン)
「あ、ああぁ。ゼロもかまわないって・・・」
扇さんって人が良すぎて主体性がなさ過ぎです。
ただ、こういう人を御輿として担いでナンバー2がしっかり組織を締めると案外組織ってうまく機能したりするんですよね。
しかし、この黒の騎士団にはゼロというあらゆる事から超越した存在があるが故に扇さんは今ひとつ影が薄かったりします。
しかし、苦楽を共にしてきた古参メンバーの心の支えであるのも事実でゼロがこの扇さんを何事かで排除しようとしたとき、 カレン以外の古参メンバーの気持ちはゼロから離れていくでしょうね。

C.C.の服の趣味って誰の趣味?まさかルル?!(笑) ナイトメアは操縦できてもバイクも車も運転できないルルーシュはC.C.を伴って列車で成田に向かっていました(案外指摘されない意外な事実(笑))
「好きなのか?シャーリーとかいう女を」
「さあな」
「嫌いなのか?」
「さあな」
「では何故ナリタに行く」
「正体を知られた可能性があるからに決まっているだろ」
「知られていたらどうする?始末するのか」
ごめん、そこまで考えていなかった(爆) 「?!」
C.C.の言葉にルルーシュは驚きます。
実は「シャーリーに会う」という目的以外実はルルーシュの頭には何もなかったのです。
それは裏を返せば「シャーリーに会いたい」という気持ちです。
今は何も浮かばないが話がしたい。
ルルーシュ自身意識することのなかったが、実は持っていたシャーリーへの想い。
それが失われる。
ゼロの正体がばれるた危険と等価値のたいせつなもの。
帽子も更に似合っていません(笑)・・・それは経験か?それをC.C.も見て取っていました。
「本当に失いたくないものは、遠ざけておくものだ」
「・・・それは、経験か?」
「いや、生き方だ」
少し修正するC.C.でしたが、間違いなく彼女の経験から発露した言葉でした。
ただ、経験は重ねるうちに生き方となっていくが・・・ それにしてもC.C.の服装は何でしょうか?
変装の意味が強いとは思いますが、可愛さが微塵もないのは狙っているのか失敗なのかよくわかりません。
やっぱりC.C.は拘束衣が一番ですね(爆)

シャーリーの怯え方ってちょっと怖いです 「非道い男だね、ルルーシュは」
「どうしてルルのことも・・・」
シャーリーに向ける謎の男の言葉の責め苦は続いていました。
「騙していたんだろう?本当はゼロなのに・・・」
「?!・・・誰なの?あなた・・・」
「彼は君のお父さんを殺す命令を出したその口で君の唇を奪ったんだよ。許せないよね、そんなの・・・」
み~んな知ってるからね・・・ シャーリーは心底怯えていました。
自分が秘めていた秘密をどこで知ったのかべらべらしゃべるこの男を。
「罰を受けなくてはいけない。彼も君も」
「私・・・」
「全部知ってるよ。あの夜のことはね」
この会話の中で、ルルーシュの気絶中のことが語られます・・・。

ルルが、ゼロだった・・・ あの夜、戦いが遠くの雷鳴のように聞こえる状況でシャーリーは見てしまいます。
ゼロの正体がルルーシュであることを。
そして、もう一人その秘密を知ります。
シャーリーの後を付けていた、ヴィレッタでした。
すみません、首が痛いです(笑) 「そいつがゼロか・・・」
ヴィレッタは無造作にゼロの頭を掴みあげ、ルルーシュの顔を確認します。
「これは驚きだな・・・学生自身がゼロだったとは・・・しかもブリタニア人」
ヴィレッタはこの後の展開に喜び浮かれます。
うしろにまだ銃を持っているシャーリーがいることも忘れて・・・。
ご褒美ばんばん、たまんないねぇ~(笑) 「こいつをコーネリア総督に差し出せば私は貴族になれる。 騎士候なんかじゃない本物の貴族にな。それにまだ生きている。いいぞぉ、どんな処刑がお似合いかな?総督にはお前のことも・・・? !」
褒美を約束しようと振り返ったヴィレッタが見たものは自分に銃を向けるシャーリーでした。
男だなんてそんな生々しい関係じゃありません(シャーリー談) 「うかつ、お前の男だったな!」
ヴィレッタはシャーリーに飛びかかりますが一瞬早くシャーリーの銃撃がヴィレッタを襲います。
その後の展開は語られませんが、わかっていることはシャーリーはルルーシュを守るためにヴィレッタを撃ったこと。
撃たれたヴィレッタは撃たれた後、血を流しながらもその場を逃れたこと。

どこで覚えたのか意外に銃の扱いがうまいシャーリー

そして、ヴィレッタを撃った(実は殺したと思っている)ことでシャーリーもまた罪の意識に苛まれていること。

どんどん精神的に追い込まれるシャーリー 人の心をもてあそぶのが楽しくてたまらない風のマオ 「君も殺人者。ゼロと同罪だね」
「違う、私は!」
頭を振って否定するシャーリーでしたが、謎の男はシャーリーの意識を誘導していきます。
「その上父親の死と引き替えに『対価』まで得て・・・」
ルルーシュとのキスのことでした。
シャーリーは悲しみのあまりルルーシュに救いを求めてキスをしましたが、彼女はそれを(スザク発言で)ずるい行為と思い、 ルルーシュに詫びています。
しかし、今はその謎の男の言葉の誘導で罪の意識のそこにたたき込まれます。
「違う・・・私は、私は!」
「ずるい女。彼に優しさに期待してわざと哀れに振る舞った・・・」
「違う!違う!」
「同情の視線は心地よかったかい?」
「やめて!」
それにしてもこのシーンはねちねち長いですなぁ あまりに自分の意識をえぐる言葉が続くことに耐えられなくなったシャーリーは自分の耳をふさぎますが、その男の声は続きます。
「いつまで悲劇のヒロインでいるつもり?」
「そんなこと思ってない!」
「人を殺して男をあさる君はヒロインなんかじゃない。醜悪な魔女だよ」
ヒロイン中、もっともいじめられちゃったシャーリーですね 「違う、私は・・・」
「ルルーシュを好きな女が他にもいるのを知ってて彼のそばに居続けた。君は報いを受けるべきだ」
「・・・」
「そんな気持ちを一生引きずる?たった一人で抱え込んで・・・。罪を償い心を解き放たないと、君もルルーシュもあまりに可哀相だよ」
シャーリーを責め続ける謎の男の瞳にもギアスが宿っていました・・・。

ルルーシュも成田の慰霊碑のところにたどり着きましたが、シャーリーも謎の男も既にいませんでした。
「ここだと思ったんだが・・・」
「手分けして探すしかないな」
「わかるのか?シャーリーの顔が」
「何を今さら」
「ふ・・・」
ルルーシュは自ら命令して破壊させた成田連山の麓、廃墟同然の街の中をシャーリーを求めてさまよっていました。
シャーリーに逢いたい、逢いたくない・・・ 「可能性は低い。いるはずがないんだ」
シャーリーを探しに来ているのにこのルルーシュの言葉は逢いたいけど、逢いたくない。
どんな言葉をシャーリーに向ければいいのか?彼女をどうするのか?いまだルルーシュは混乱しているのです。
『知られていたらどうする?始末するのか』
C.C.の自分に向けた嫌な言葉が蘇ります。
「いや、まて。もう一人いるはずだろう。そいつはどこに?そいつとシャーリーは・・・ええい、落ち着け、もう一度始めから・・・」
シャーリー!いつの間に男声になった!(違っ!) 冷静さと感情の狭間で自問自答をしている最中、 ルルーシュは自分の携帯が鳴っていることに気がつきます。
かけてきた相手はシャーリーでした。
「シャーリー?!オレだ、今どこにいる?」
聞こえてきたのはのんびりとした男の声でした。
『さぁ、どこかなぁ?』
かけてきた相手はルルーシュの少し離れた後ろにいました。
「誰だお前は!」
あのバイザーの謎の男です。
その男が投げ返したシャーリーの携帯電話を見てルルーシュは怒りをつのらせます。
今回、非常にに感情的なルルだったりします 「貴様、シャーリーに何を!」
「ああぁ、いいねぇ怖い顔だ。自分の女を奪われて許せないって顔」
その男はのんびりとしながらもルルーシュを挑発していました。
「シャーリーはどこだ!」
とにかく相手に勘に障る事については天才的なマオです(苦笑) 普段の冷静なルルーシュであればこんな相手に聞いてもまとも答えることはないと判断するはずですが、 今の激高したルルーシュはシャーリーの事で頭がいっぱいで冷静さを欠いていました。
「知りたい?じゃぁ勝負しようよ。得意なんだってね、君」
その男が手にしていたのはチェスのコマでした。
つまり、チェスで勝負しようということでした。
こうしてルルーシュは絶対に勝てないチェスをさせられるのでした。

実は私は昔、バリ島に住んでいたことがある(嘘!) 成田の廃墟の中、C.C.はマメに、 しかし一本調子の狂った感じでシャーリーを探していました(笑)
今は通りすがりのライダーに聞き込みをしています。
「(シャーリーの)写真はない。絵画ならバトゥアン・スタイルで」
※バトゥアン・スタイルとは1930年代にバリ島に住むングンドンとパトゥラ兄弟によって創作された絵画手法。緻密な作画が特徴。
このお兄さん、この後C.C.からバイクを盗られるんだろうなぁ(苦笑) 「描き終わるまで待てっての?勘弁してよ。軍や警察に頼んだ方が早いって」
「つまらないピンチを招く気はない」
って部外者に自己都合を言ってもわかりませんってC.C.さん(笑)
「じゃ、高いところからでも見渡せば?」
「わかった。もういい」
これ以上情報を収集できないと判断したC.C.はふと目を向けた山の急斜面をゆっくりと登るケーブルカーに引きつけられます。
他に客はいないのかな?あれ、アイツは・・・
「ん?なんだルルーシュのヤツ。」
その中にルルーシュと自分がよく知っている人物が乗っていたのです。
成長しちゃいましたけど・・・マ・・・マオたん!(ってそっちかよ!(笑))
「まさか・・・マオ!」
C.C.が衝撃を感じるほどの・・・。

勝てないチェスをしているルルーシュ ケーブルカーの中ではルルーシュと名前が判明したマオとのチェスのゲームが行なわれていました。
得意なチェスが前にあるおかげでルルーシュは少し調子を取り戻し、めまぐるしく今の状況とマオの出方を読もうとしていました。
全て読まれているとも知らずに・・・。
『こいつか、もう一人の目撃者は。恐らくチェスは引っかけに過ぎない。本当の目的はオレを人気のない場所に連れ出すこと・・・』
だから、君の頭の中からルールと次の手を教えてもらってる 「ボク初めてやるんだよねこのゲーム」
マオはたわいない会話の中で自分の能力をひけらかしていました。
チェスは初めて出来るほど簡単なゲームではありません。
しかし、ルルーシュは自分の意識に没頭してマオのいやらしいヒントには気がついていませんでした。
『携帯にかけてきたのは演出。いや、オレの顔を知らないからだ。つまり、オレの写真を手に入れる時間がなかったということ・・・ 周到に準備された作戦ではない。だとすれば・・・』
実は思考が筒抜けのルルーシュ
ルルーシュがそこまで思考を進めたとき、タイミング良くマオは、
チェスは読まれては勝てないよ 「付け入る隙はある?」
っと言葉をつなぎます。
「?!・・・」
ルルーシュはそのタイミングの良さに驚きますが、マオは至ってマイペースです。
「もうちょっと勝負に集中した方がいいんじゃない?負けちゃうよ」
意外にもルルーシュは押されていました。
チェスでは負け知らずのルルーシュでしたが、このチェスでの予想外の展開に焦りが出始めていました。
「何が初めてだ嘘つきめ!」
意外にバイクの運転がうまいC.C.C.C.がいなかったらどうなっていた事やら・・・そのルルーシュとマオの乗るケーブルカーをC.C.は奪った(のかな? )モトクロスバイクで急斜面を駆け上り追いかけていました。
『ルルーシュ!お前では、いやお前だからこそマオには勝てない!』
C.C.は焦りながらも複雑な気持ちで駆け上っていました。


(ロングレビュー後編に続きます)

●コードギアス反逆のルルーシュstage14「ギアス対ギアス」(ロングレビュー前編)

消えた思い出・・・

今回は切ない。本当に切なかった。
失ってから知る大切さ・・・。
ギアスの、王の力はルルーシュを孤独にします。
ブリタニアに迫れば迫るほど、その孤独は増します。
ルルーシュは、耐えられるのかな?

※このレビューは全力でネタバレ全開です。ご注意下さい。

日本解放戦線のタンカー爆発から始まった黒の騎士団とブリタニア軍との戦いは混乱状態に陥っていました。
その中で紅蓮弐式とランスロットとの戦いも続いていました。
戦いの中、距離が出来た瞬間を狙って紅蓮弐式は離脱します。
「待て!」
スザクは紅蓮弐式を追跡しようとしますが、
だんだん人相が悪くなってるスザクくん 「深追いするな!今は総督の守りが最優先だ!!」(ダールトン)
コーネリア軍の弱点であるコーネリア自身の守りが薄くなるとその守りを強化することが最優先事項となります。
だから、ルルーシュは常にコーネリア自身を狙うんですね。
スザクは意外なほど感情的な眼差しで紅蓮弐式の脱出した方向をにらんでいました。
・・・スザクって戦えば戦うほど人相が悪くなってますね。
なんとなく凶相とも取れる顔つきになっています。

扇さん、こう言うときはあなたが指揮しなさい! 「ゼロ、応答してくれゼロ!」
混乱状態は黒の騎士団も同じで、音信不通となったゼロに対して扇は無線で呼びかけていました。
ランスロットにナイトメアを破壊され、コクピットで気絶していたルルーシュ。
更にシャーリーに銃を向けられていて絶体絶命の状態でしたが、この扇の無線に答えたのはなんとC.C.でした。
『扇か?私だ、C.C.だ』
扇にとってC.C.はゼロと秘密を共にする謎の人物ですが、黒の騎士団メンバーと黒の騎士団の活動が趣味と化しているディートさん(笑) しては認知されているようですね。
「ゼロはどうなった!」
『無事だが今は動けない。お前が撤退命令を出せ。もたつくと全滅するぞ』
「そうだな。わかった」
って扇が言ってるそばでディートハルトが現れます。
前回、ゼロの活躍をもっと見たくて持ち場を離れたディートハルトと、その行為を敵前逃亡と思って撃っちゃった扇と仲良くいるなんて、 ちょっとヘンな感じです。

今度はあごヒモをしっかり付けよう(笑) ルルーシュは無事でした。
しかし、
「これでいいのか?」
「あ、ああ・・・」
ルルーシュはいつもと雰囲気が違います。
ゼロの仮面を手に持ち呆然としています。
「珍しいな。指示も出せないほど動揺するとは・・・コーネリアなら・・・」
「違う!銃が無くなっているんだ。オレが気絶している間に、誰かが持って行った」
「と言うことは、お前の素顔を見られた?」
「少なくとも二人。撃ったヤツと撃たれたヤツ、二人いる」
銃を持って行かれちゃった。どうしよう・・・・・・マジ?(笑)つまり、ルルーシュが気絶から目を覚ましたとき、まわりに誰もいなかった。
ひょっとするとルルーシュを起こしたのはC.C.だったかもしれません。
そして、その場に残されていたのはおびただしい血糊の後。
そして、消えたルルーシュの銃だったのです。
ルルーシュのそばで何かが起こり銃撃の末、誰かが怪我をした。
そして、一番重要なのがその二人にゼロの秘密、ルルーシュの素顔を見られたことでした。

ルルーシュへ届かない手紙を書くシャーリー シャーリーは早朝にアッシュフォード学園寮の自室に戻っていました。
何か手紙を書いているようです。
しかし、その脇にはルルーシュの銃が置いてありました。
間違いなくルルーシュが気絶している間、銃を持っていたのはシャーリーであり、また発砲したのもシャーリーです。
しかし、まだ誰を撃ったのかはわかりません。
geass_14_1_000011 シャーリーは一心に手紙を書いていましたが(ルルーシュ宛の手紙のようです)気持ちが高ぶって涙を落とし、手紙を書ききれなくて、 とうとうその手紙を握りしめてしまいます。
その物音でシャーリーのルームメイトのソフィが目を覚ましてしまいます。
「シャーリー?」
さすがに銃はマズイと思ったのかシャーリーは銃を制服の中に忍ばせて隠します。
ラブレター…別れの手紙…私何を書こうとしていたのかなぁ 「こんな朝早くにいったい何してんの?手紙?」
「う、うん、ちょっとね・・・」
「ひょっとしてラブレターとか?相手はルルーシュ?」
「!・・・そうかな」
シャーリーの気持ちの形 その握りしめられた手紙は伝えきれないシャーリーのルルーシュへの想いを象徴しているようでした。
それにしてもソフィ役であるコードギアス・イメージガールの林 未紀ちゃん、下手すぎ!下手すぎ!!下手すぎです!!! あなたのおかげでドラマの緊張感と悲しさがマジぶち壊れ!こっちまでプチ激怒しちゃましたわよ!って口調が変わるぐらい激怒しちゃってます! !!(-_-メ)

今度はスザクにお願いだ!(笑) ふぅ、さて冷静にストーリーを追いかけましょう(笑)
夜が明け、アッシュフォード学園にいつもの日常が戻っていました(実は既に日常は破綻していましたが・・・)
※このシーンでは登場人物が多いのでセリフの脇に登場人物の名前を併記しておきますね。
「ユーフェミア殿下に会いたい?」(スザク)
「お、お礼がしたくって・・・」(ニーナ)
ナニがしたい? って品のないツッコミは置いといて(そいうことは言わないようにしましょう(笑))ユーフェミアへの邪恋に身を焦がすニーナはミレイじゃなくて今度はスザクにユーフェミアとの間を取り持つようお願いしちゃってます。
もちろんオフェシャルな理由は、
ここで一句「道ならぬ 恋に走って ほほ染めて 逢ってあなたは ナニしたい?」(爆) 今回は何気に人数の多い会話シーンが多かったりします 「ホテルジャックの時、ニーナのこと体を張ってかばってくれたのよ。 自分はユーフェミアです、って名乗り出て、ね☆」(ミレイ)
ってミレイが話している間、どうもニーナは気持ちがユーフェミアに逝っていたらしく、 ほほを染めて上気がかった浮ついた表情になっていました。
ん~『そっち方面』に敏感な方ならニーナの気持ちを一発で見抜いちゃいますね(笑)
でも、ミレイは『そっち方面』は鈍感らしく、ニーナの邪恋の念はわかっていないようですね。
今回セリフがあって嬉しいっス(哀) 「そぉ・・・」(スザク)
「オレも会いたい!」(リヴァル)
ってリヴァルがミーハーな反応をします(笑)
「どうして?」(ミレイ)
「だってお姫様だよ。逆タマじゃん☆」(リヴァル)
まぁ、世の年頃の男の子だったらあったりまえの事を言っちゃうリヴァルでしたが、
「そういう不純な動機の人は会えないと思います」(ナナリー)
「不純て・・・」(リヴァル)
恋っていけないことなの?そういう問題じゃありません(笑) さらりとナナリーに一刀両断されて「orz」なリヴァルでしたが、『不純』 って言葉にニーナが反応します。
ニーナ自身、自分が道ならぬ恋に走っていることは彼女自身一応自覚はあるようです。
それでも止められないのが『恋風吹き荒れる恋心』と言うものですが(あ、これ私の勝手な表現です。たぶん、正しい用法ではありません)

どさくさに紛れて生太もも膝枕!(爆) そうは問屋が卸しません。はううぅ~(笑) 「ナナリーちゃんて結構きっついなぁ。ね、会長さん」
って言ってどさくさに紛れてミレイに膝枕してもらおうとしますが、
「ルルーシュがかまってくれないからっと言って、邪な情動をこっちに向けるな」
って邪険にされちゃいます(哀れですが笑えます)
リヴァルはミレイが本命ですからちょっと可哀想です。
しかし、このセリフをよく吟味してみて逆算すると、リヴァルはルルーシュに対して情動を向けていると言うことになります(爆)
う~む、イケナイことですねぇ(笑)
さて、ここでちょっと問題発言が起こります。
それはナナリーが、
今の発言、本気でマジ? あれ、ナナリーって昔ユフィに会ったことがないのかな? 「私も会ってみたいなぁ、ユーフェミア殿下に」
この言葉に実はナナリーのバックボーンを密かに知るスザクとミレイが反応します。
そりゃそーですよね。
ナナリーは死んだことになっている『ナナリー・ヴィ・ブリタニア』
ユーフェミアとは異母兄弟です。
占領前の日本に渡ってきたときは6才ぐらいだったはずで、以前のことを忘れる年齢ではありません。
ナナリー自身元お姫様だったわけで、それがこのごく普通の庶民的な発言は本心なのか? それとも本当に母殺害に際してのショックによる記憶消失なのかわかりません。
ただ、間違いなく言えるのはナナリーをユーフェミアと会わせてはいけないのは事実。
そこからルルーシュの秘密もほころび、ナナリー自身の身の危険さえ起こるでしょうから。
「どうなんですか?スザクさん」(ナナリー)
本気かどうだかわからないナナリーの質問にスザクは、
「いや、でも、向こうは雲の上の人で・・・」(スザク)
って答えるだけで精一杯でした。

その時、生徒会室の電話が鳴ります。
かけてきたのはルルーシュでした。
「はい、アッシュフォード学園生徒会室です」(スザク)
『・・・・・スザクか』
「ルルーシュ」
「君がいなくて寂しいよ」「よせ、そういうノリの会話は」(笑) 『そっち、何か変わったことはないか?』
「あるよ」
『!・・・』(ルルーシュに走る緊張感!)
「君がいない」(・・・スザク、のろけてどうする!(笑))
『あのなぁ・・・』(このルルーシュの抜け加減、いいです!(笑))
「シャーリーも顔を出せないでいるみたいだけど」
電話の向こうのルルーシュはまだゼロの服を身につけたままでした。
そして、このスザクのシャーリーの話に疑惑が確信となっていきます。
実は本でいる本は紅蓮弐式の取説だったりして(笑) 「最近授業も休みがちだし、もうちょっとちゃんと学生やりなよ」
『ふん、この優等生め』
スザクの言葉に他の生徒会メンバーに問題はないと判断したルルーシュは少し安心してスザクに対してちょっと軽口を言います(最悪の敵とも知らずに・ ・・)
また、この会話の話題にはなりませんでしたが、カレンはいつも通り生徒会室に来ていました。
ナナリーも寂しがるし、ボクも寂しいんだよ(なんてね) 少し余裕の出たルルーシュ 『ナナリーに伝えてくれないか?今日は遅くなるって』
「今日はじゃなくて、今日もだろ?こんなに会えないんじゃ、何のための同じ学校なんだか・・・うわぁ」 (ってかまってくれないスザクにアーサーが飛びついちゃいます(笑))
それにしてもこのスザク発言、聞きようによっちゃラヴラヴカップルの会話です(爆)
遊ぶニャ! ルルーシュは無自覚に女性を口説いていますが(笑)、 スザクは無意識にルルーシュにアプローチしているようです(核爆)
ルルーシュは黒の騎士団の拠点である大型ビークルから連絡していました。
「ん?どうした?」
『いやぁ、なんでも。こら、アーサー、うわぁ・・・』
って電話が切れちゃいました(笑)
猫のアーサーは完全にスザクを自分のおもちゃと思ってますね(笑)
とはいえ、 猫好きのスザクは嫌われずにアーサーと遊べるようになったわけで(かみつきもあるけど)今やスザクとアーサーは相思相愛ですね(爆)
「なに遊んでいるんだ、アイツ」
今回は移動カットも多いです(編集が大変です…) ルルーシュの電話によるアッシュフォード学園関係者への調査は終わりました。
そばに、C.C.もいました(ただ、服はいつもの拘束衣に戻っていましたが)
「その様子だと・・・」
「ああ、スザクは知らないようだ。これで軍に見られたという線は消えた」
「軍と黒の騎士団以外にあんなところに来るヤツがいるとは思えないが・・・」
「日本解放戦線の生き残り、と言う線もある」
「銃だけ盗んだ?」
「扇にはブラックマーケットを探らせている」
「血液は?」
そんなにしたかったらキスをしてやろうか! 間に合ってます(笑) 「採取はしたが時間がかかる。それと・・・あの戦場でシャーリーを見た気がする・・・」
「ああぁ、お前とキスした女か」(ちらりと出てくるC.C.のジェラシー(笑))
「!・・・しつこいな」
「確認しただけだ、色ガキめ。私たちが当面探る相手は・・・」
ルルーシュは一番したくないことをしなければなりませんでした。
つまり、シャーリーの身辺を調べることでした。

姉妹総督ペア、ってとこですね(笑) 一方、総督府では戦況の分析結果をダールトンがコーネリアに報告していました。
「今回の作戦といい、成田連山といい、明らかに姫様を狙った行動です」(ダールトン)
「頭を叩くのは戦の常道だ」(コーネリア)
「クロヴィス殿下のこともあります」(ギルフォード)
ダールトンとだけはにらめっこをしたくない気がします(笑) 「ゼロはブリタニアという体制よりも、 ブリタニア皇族に対する恨みで動いている可能性があります」(ダールトン)
「恨み・・・」(ユーフェミア)
恨み、という言葉にユーフェミアはホテルジャック事件の際、ゼロが語った言葉を思い出します。
・・・最近、セリフが少ないです(笑) 『ユーフェミア、民衆のために人質を買って出たか、相変わらずだな』
そのゼロの言葉の真意に思いを巡らせているとき、不意にコーネリアが声をかけます。
「気をつけろよユフィ。もうホテルジャックのようなことはごめんだ」(コーネリア)
「騎士を持たれてはいかがでしょう」(ギルフォード)
「騎士?」(ユーフェミア)
う~ん、騎士はスザクじゃダメかなぁ・・・ 最近フルフェイスアップになって安心しております(笑) 「警護役を選任騎士とすれば、その者を中心に親衛隊を構築できます。 ユーフェミア様は副総督ですからその権利はお持ちかと」(ギルフォード)
ギルフォードの話に耳を傾けるユーフェミアは少し複雑な表情を見せていました。
はい、皆さん、期待せずにはいられない王道の展開です。
ユーフェミアの意中の騎士はもちろん、なかなか逢えなくなったスザクでしょう。
ただ、最短距離の真っ直ぐな展開はなかなかないコードギアスのこと、 スザクがユーフェミアの騎士になるまでに一つも二つもドラマが控えていると思います。

ランスロットの格納庫ではスザクのことについてセシルとロイドが話し合っていました。
ロイドの使っている制御卓にはセシルお手製と思われる料理(グラタンかな?)がありました(隠し味は何かな?(笑))
セシルって普段からみんなに料理を振る舞ってるんですね。
ロイドの表情と視線がちっとイケナイ気がします(笑) エプロンも似合ってるし、セシルっていい奥さんになれそうですね(ただし、 味覚を除いてね(笑))
「最初は根が優しいからなんだろうと思っていました。しかし、人命に対する反応が」
「でもね、実働データには問題ない訳だし、ついでに『あれ』を試してみようかと思うんだけど・・・」(すっごく嬉しそう(ヤな予感))
スザクへ向けるのは、ただの優しさじゃなかったんですね 「まだ調整中です、 それとスザクくんをパーツ扱いするしないにかかわらずきちんと向き合わないと何も見えないし伝わりませんよ」
「あのさ、君こそ彼を誰かと被せて見ていない?」
「あ・・・さぁどうでしょう。でも、ヘンなところだけ気が回るんですね」
「んふふふ、これでも上司だから」
スザクのことを「根が優しいから・・・」って言っていたセシル自身、スザクに向ける優しさにも理由があったんですね。
ロイドファンはこの視線がたまらないのです(笑)これだから付き合いの長い人は困るんです(笑)スザクを通して見ているセシルの想う人は誰かはわかりませんが、 スザクがユフィと仲良くしてたらちょっとジェラシーが弾けちゃうかも(笑)
「副総督といちゃいちゃする暇があったら戦いなさい!!」
てね(笑)
ちなみにこの時セシルの身に付けていたエプロンの絵柄はカニさん。
可愛いなぁ、って思いつつもいざという時のセシルの腕力とその意味するところを考えると、ちょっぴり戦慄しちゃうところもある訳です(笑)

セリフが下手なので立たされました(爆笑) さて、 シャーリーの寮の部屋の前でルームメイトのソフィが学校の先生に言いつけられた様な感じで突っ立っていました。
赤い瞳で。
「何やってるの?」
「待ってるのよ。お部屋の殺菌消毒が終わるの」
むろん、それは本当の話ではなく、ルルーシュがソフィに入り口の番と口封じの2重の意味でギアスをかけていたのです。
それにしてもソフィ役である林 未紀ちゃん、へたっぴです。
この下着デザイン、同人ネタで採用ですな(笑) その時シャーリーの部屋の中ではルルーシュとC.C.が役割分担して銃とそれ以外のルルーシュのゼロにまつわるものを探していました。
「どうして私が他人の下着をあさらねばならなんのだ。この貸しは高いぞ」
って手にしていたのはシャーリーの可愛くも品のあるブリブリのフリル付きの下着でありました。
なんともコードギアスってこう言うところの描写って遠慮会釈なしですね。
「この貸し、ピザ1年分ね」「高すぎだ!」(笑) そういえばC.C.が貸しのことを言ってもルルーシュはどう返せばいいんでしょうね? (笑)
意外に、
「今日一日デートしろ」
ってC.C.が要求する微笑ましい展開も期待しちゃうのですが、既に「鬱展開」が始まった以上、そういうお話は無理でしょうね・・・。
で、そのC.C.から苦情が出ているもののルルーシュはそんなこと知ったこっちゃない。
我が身に降りかかった緊急事態とシャーリーの事で頭がいっぱいでした。
それに見られていないとは言え、 年頃の少女の下着を引っかき回すのはさすがのルルーシュもためらってしまうんですね(その辺のアンバランスさがルルーシュの魅力だったりするんですね)
他人の日記は楽しいな(爆) 「わかってる」
「ふん、お前がやった方が早いものを。あの女だって好きな男になら・・・」
「こっちの問題だ」
「また変なところにこだわって・・・しかし、見あたらないな銃は。日記も14日までしか書いていないし」
「14日?」
「ああぁ」
「彼女の父親が、亡くなった日だ・・・」
それはつまり、ルルーシュが成田連山の戦いにおいてシャーリーの父親を殺した日です。
ルルーシュはシャーリーの父親について「殺した」とか「死んだ」という表現をとらず、丁寧な「亡くなった」と言う表現をとります。
14日は、オレが彼女の父親を殺した日だ・・・ シャーリーへの罪の意識からかルルーシュは亡くなったシャーリーの父親に対して礼節を見せます。
ふと、こういう瞬間に感じるんですね。
ルルーシュってブリタニアという強大な力に対応するために非情な道を歩みますが、 母の死とナナリーの不幸がなければルルーシュは素直な真っ直ぐな礼儀正しい少年になったと思うんです。
それが母と妹の不幸をきっかけにルルーシュの中に流れるブリタニアの血が彼を変質させたように思えるのです。
「あ・・・」
ルルーシュはある箱を開こうとしてつい落としてしまいます。
その中にあるものは・・・、
シャーリーのルル・コレクション 「お前の写真だな」
「オレの?」
「いじらしいじゃないか、容疑者にしては」
C.C.が嫌みを含ませながら事実を話しても、
「よせ、そんな言い方は・・・」
ルルーシュはシャーリーへの罪の意識と想いから言い方についてもつい訂正を加えてしまいます。
やはりルルーシュは優しい。
その捨てきれない優しさが自分を苦しめるというのに・・・。
ルルーシュはしおりの挟まれた時刻表を見つけます。
印の付けられた列車の行き先は・・・、
「成田?」
ルルーシュはシャーリーが成田に向かったと確信します。


(ロングレビュー中編に続きます)

 1  |  2  |  3  |  4  |  5  | All pages