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トルコリラでのシミュレーション

1年間の積み立てプラン

まず1年間のシミュレーションです。積み立てということで、毎月証拠金を追加してポジションを買い増すというプランです。これには2つのプランがあります。

毎月同じ通貨数だけ買い増す(一定量購入)

これはその時の為替レートに関係なく一定の通貨数を買い増すものです。例えば1,000通貨であればレートが29円であっても30円であっても常に1,000通貨を購入します。1,000通貨の場合、レートが30円であれば必要資金はレバレッジ3倍の場合、10,000円となります。
普通はレートがさがれば追加する証拠金の額は減らし、レートが上がれば証拠金の額を増やすのですがこのくらいの金額であれば極端なレートの変動がない限りは、あまり神経質になる必要はありません。1,000通貨の場合は、10,000円を基準としてレートが30円より下の場合でも10,000円を追加しておけばよいと良いと思います。逆に31円というようにレートが上がった場合は、11,000円くらいに増額しておけばいいのです。

毎月同じ額だけ買い増す(一定額購入)

日本円にして同じ金額だけ買い増すという方法です。10,000円と決めればレートに関係なく、毎月10,000円分を購入することになります。これはドルコスト平均法と呼ばれ、購入単価を平均化しやすく、純金積み立てなどに用いられています。
FXでは為替レートに応じて買い増す通貨数が異なってしまうのですが、普通は最低でも1,000通貨単位からの購入になりますので、微調整は難しいでしょう。但し、1通貨から購入できる会社もありますので、そこであればこの方法でも大丈夫です。この方法ではレートが安い時には多くのポジションを買い増すことになり、平均レートを上げないようにするにはよい手法です。
毎月10,000円分を購入するとすれば、レバレッジ3倍でレートが30円の時には1,000通貨購入となります。29円であれば約1,035通貨購入となります。

結論として

この二つの方法を比較すると、FXでは現実的には一定量購入でいいと思います。積み立て額が10,000円程度であればそんなに差がつくわけでもなく、また1,000通貨単位でしか購入できない会社がほとんどですので一定額購入は難しいのです。
例えば一定額購入であれば、毎月10,000円分を購入するとすれば、レバレッジ3倍でレートが30円の時には1,000通貨購入となります。29円であれば約1,035通貨購入となります。かなり細かい数字になってしまうのです。FXではあまり意味がないことだといえるでしょう。
また、1,000通貨単位で一定通貨数だけ買い増す方が計算も楽で、分かりやすいので一定量購入をおすすめします。ポジション管理さえできていれば、一定量購入で問題ありません。

オプションとして

少し攻めの戦略になりますが、「レートが下がった時に多く買い増す」というプランも考えられます。
基本は一定量購入にしておいて、レートが下がった時には多めに買い増して、ポジションレートを下げていくという方法です。
但し、レートの下限は予測できませんので、資金とポジションの管理をしっかりと行う必要があります。

トルコリラでの1年間の積み立てプランのシミュレーション

トルコリラでの1年間の積み立てプランの例を様々な条件で検証してみましょう。

1年間でレートが下がったケースのシミュレーション

1年間でレートが変わらないケースでのシミュレーション